今回のお題:花火(はなび) 渋柿会鹿屋支部
青字は読み方です。声に出して読んでみましょう。
分からない方は近くの鹿児島出身者に読んでもらいましょう!
(注)若い人は鹿児島出身者でもなかなか読めません
優勝旗 郷里じゃ花火が 出迎えっ
ゆうしょうき くんじゃはなびが でむかえっ
唱 市の庁舎いな 大て垂幕も
しのちょうしゃいな ふてたれまっも
有川 南北
【解説】夏の甲子園出場をかけた県野球大会、大隅地区の鹿屋中央高校が念願の初優勝を果たし、郷里に凱旋。喜びのロビーには大勢の出迎えのファンのほか、時刻に合わせて祝いの花火まで上がって祝福されました。望むは晴れの舞台での一勝を。頑張れ!!球児。
背負た児が 花火ん音い しがん付っ
かるたこが はなびんおとい しがんちっ
唱 あんまい側で 幼児が吃驚っ
あんまりそばで チビがたまがっ
田中 五郎太
【解説】今年の花火は郊外の河川敷というので、偶には近くから見物しようと早々に幼児を背負って一等場所に陣取り待つこと数刻。いよいよ打ち上げが始まったらその音の大きいこと、幼児が恐がって残念ながら帰る羽目になりました。
遠花火 音あ後から 追て破裂っ
とおはなび おとああとかあ うてはしっ
唱 大て尺玉が 鳴ったや終っ
ふてしゃっだまが なったやおわっ
久保山 三蔵塚
【解説】どこか遠くの町でしょうか。夜空に打ち上げ花火の音が聞こえてきます。かすかに見える花火の後を音が追いかけるように、まるでお笑いいっこく堂のひょうきんな人形のように時間差をつけながら・・
★解説は渋柿会鹿屋支部の有川南北氏にいただきました。