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★【新シリーズ】設計事務所さん、こんにちは!
有限会社 好(よしみ)設計様(宮崎県宮崎市)
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新シリーズのトップバッターをお願いしたのは、有限会社 好設計様です。
保育園や幼稚園を数多く手掛けていらっしゃる宮崎県の設計事務所さんです。
本メルマガの現場日記でご紹介している「みどり保育園様」や「大牟田保育園様」も好さんの設計です。
座右の銘は「日々躍進」という橋本好史(よしふみ)社長にお話をおうかがいしました。
Q 御社名の「好(よしみ)設計」には、どのような意味があるのでしょうか
「好(よしみ)」は、私の名前「好史」の一文字を取り会社名としました。
「好」の文字には、「親しいつきあい」「何らかの縁によるつながり」などの意味があります。人との「縁」を大事に物づくりに携わりたいと思い、つけた名前です。
建物を設計するにあたり、自分の子供のように、「女性が子供をいつくしむ」という意味も込めています。
「好」の文字は、大変読みにくい文字で、「みよしさん」「よしさん」「こうさん」とよく間違われています。
読みにくい文字を会社名にしたのがいけないのですね。
皆さんから「よしみさん」と読んでいただけるように、日々精進、躍進したいと思います。
Q 心がけていることや大切にされているのは、どのようなことでしょうか
Q 保育園や幼稚園の設計で気を付けていらっしゃることはありますか
計画に際して、まず大事なことは、子どもの本当の姿を知ることがとても重要だと考えています。子ども達は、保育園でかなり長い時間を過ごす為、園は単に保育施設や教育施設に留まらず、一つの街と考えて設計しています。
各クラスの保育室が、拠点の住宅とすれば、廊下は道路であり、遊戯ホールは広場、また、食堂室はレストランと考えると、保育園は豊かな空間を持ったものでなければならないと思います。
保育園は、子どもの建物であると同時に大人の建物でもあるので、使いやすい建物はもちろんですが、先生達に無理な姿勢を強いることなく使える建物が理想です。子どもの立場からすると反することも多いのですが、できるかぎり設計に反映させたいと考えています。
Q 建築設計の面白さ、やりがいを教えてください
仕事のやりがいは、建物を引き渡した時のクライアントからの「ありがとう」という言葉と笑顔が何とも得がたいものです。それまでの苦労が報われる瞬間だと思います。
夜遅くまで設計をしたり、休日に打合せが重なったりと、クライアントのこだわりを追求していく仕事なので苦労が絶えません。
無事に工事契約できた後は、施工業者がクライアントの建物を完成へと導く為の監理業務を行っていきます。
現場監督や色々な業種の方々と連携をとりながらミスが無いように、より良い建物を造り上げていくのは大変ですが、様々な苦労を重ねて出来上がった建物をクライアントに引き渡す瞬間が一番の喜びです。
保育園や幼稚園設計のお話をすると、一般的に言われていることですが、人間の誕生から5歳、6歳までの間、とりわけ3歳ごろまでの環境は、人間形成に大きな影響を及ぼす為、保育園で過ごす子ども達の生活は、大人の何倍もの密度の濃い貴重な時間であると考えています。
そのため、設計者の責任も大きく、やりがいのある仕事だと思っています。
山佐木材に何か一言お願いします
初めて工事をしていただいてから早いもので、もう15年が経とうとしています。
最初の物件は、木造の小さな遊戯ホールで12角形の平面をした建物でした。その建物は小屋組に特徴のある構造でしたが、基本設計の時から色々と知恵を出していただいたお蔭で、楽しく設計が進んだことを覚えています。
最近では、木造大規模建築物を設計する際、木造軸組構造又は一部大断面集成材を使用した金物工法を採用するのか、設計する場合は色々と悩みが多く、予算の配分も考えながら、より良い建物設計する上で、良きパートナーとして、色々な面でサポートしていただき有り難うございます。
山佐木材様におかれましては、木材需要が地域とともに発展していくために、建設を通じて社会に貢献できることはもとより、環境保全への配慮や取り組み、そして時代のニーズを的確に捉え提案をすることで、信頼される企業であり続けてください。
有限会社 好設計 代表取締役 橋本 好史
■北方保育所様(宮崎県串間市)2013年
・建築主:北方保育園 さつき福祉会様
・設計・監理:有限会社 好設計様
・総合施工:株式会社 弓削建設様
・延床面積:948.46m2
※山佐木材は木工事部分を施工いたしました
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