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★【シリーズ】CLT(Cross Laminated Timber)(11)
「平成27年度CLT開発事業スタート!」
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当社におけるCLTへの取り組みは、2000年に佐々木社長が欧州出張時に見学したKLH社のCLTから始まっています。帰国後早々にプレスの購入などにも見られますが、佐々木社長のCLT事業への熱い想いは、2012年の任意団体であった日本CLT協会から昨年度スタートした(一社)日本CLT協会へと続き、今年度より当社においてもCLTに関する普及・拡販を目的として新たにCLT部が設立されたことにより、改めて当社でのCLTへの取り組みに注力するという方針へとつながっています。
◎会社組織の編成
本編の前段として新年度に改編された当社の組織についてご紹介をさせていただきます。
新たに新設・改編された組織図(概略図)としては下図の通りです。
1. 技術本部
昨年度、私が入社したのが6月という期中であったので所属部門の無い立場だったのですが、H27年度正式に技術本部が設置されました。
メンバーとしては、
全般担当:佐々木社長 建設・加工・営業担当:榎原専務 製材担当:有馬常務
製造全般・CLT担当:村田取締役部長 集成材:前田部長
技術本部:西胤係長 事務担当:佐々木(真)総務課長と私の計8名です。
案件に応じて 各担当を招集して開発・技術関係に対応します。
2. 製造部 CLT部
以前CLTは集成材部内において担当していましたが、今年度よりCLTに特化した業務(開発・普及・製造管理)を担当します。責任者は、当社において最初からCLTを担当していた村田取締役部長です。
3. 製造部 集成材部
CLT業務をCLT部に移管し、当部は構造用集成材(大・中・小)の製造と販売に業務を集約します。責任者は当メルマガで好評な「ぶらり旅」担当の総務部M田次長が、集成材部長に昇格し担当させていただきます。
4. 品管管理
品質管理に関しては、集成材・CLT共に集成材部内に担当を置き管理を行っていましたが、独立部門として品質管理の独立性と第三者性を明確にしました。
5. 保全
工場内インフラ管理については、今までは明確な責任者も置かず、都度対応としていましたが、今後予想される維持管理や新設を計画する施設・設備に関しての推進・管理部門として独立させました。
6. 一級建築士事務所
構造設計、CLTへの対応を目的として、建築士事務所も組織内での位置を明確にしました。
先月号で、新たな取り組みのご紹介をと予告しておりましたが、事業の公募・申請等が若干遅れているようで、詳細についてのご紹介は出来ませんでしたが、今月号の要点としては、「組織改革による更なるCLT事業への注力」ということで、お許しください。
次月号では、おそらく上記事業もほぼ決まっているかとも思われますので改めてご紹介したいと思います。
H26年8月18日配信のメルマガ11号CLT(2)で紹介した台湾のISHIANG-YANG WOODTEK社の自社オフィスビル5階建てCLT建築物が、この度「IAI Design Award 2014 」において、優れたデザインに贈られる「Outstanding Design Award賞」を受賞されました。 おめでとうございます!
私たちが台湾視察に行ったH26年6月はまだ内装まで出来上がっていませんでしたが、写真を見るととても良い感じに仕上がっていると思います。
ビルダー :Shaing Yang建設㈱
CLT構造設計:www.eqcanada.com
●完成した建物の内装などはこちらをご覧ください。→Holzbau Austriaのfacebook
常務取締役技術本部長 塩﨑 征男