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★【加工センター通信】 いぶすき菜の花マラソン
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35回の歴史があり、美しい風景とおもてなしで人気のある「いぶすき菜の花マラソン」
毎年1月第2日曜日に開催され、全国からたくさんのランナーが参加します。
今年は1月10日(日)に開催され、山佐木材から5名の猛者が挑戦しました。5名中3名はフルマラソン初挑戦。
今回の「加工センター通信」は菜の花マラソン特集でお届けします。
第35回いぶすき菜の花マラソンに再チャレンジしてきました。
昨年は、友人2名との参加でしたが、今回は製材部のN時さん、工務のK松師匠と一番弟子のN島君と私の4名、あと前回出場の友人とその友人という異色メンバーでの参加です。
私以外の3名はフルマラソン初出場という事で、前回走っている私は先輩面でフルマラソンには魔物が住んでいるだのいないだのと豪語し、また、前回の不甲斐ない結果を払拭する為に練習もそこそこしたつもりでした・・・。
会場に到着し、N時さんとN島君のこれでもかと塗りたくるワセリン塗布と諸々の準備を済ませ、スタート地点に向かうところで集成材部N崎さんと遭遇。お互いの健闘を誓い意気揚々とスタート地点へ向かいました。
そしていよいよスタートの合図が鳴り、N時さん、N島君、私の3名はまとまって走り出し、K松師匠は1人軽快に走っていきます。後々話しをすると私達が先に行ったと勘違いしたとの事でした(さすが!)。この時は師匠を途中で発見し肩をポンポンし無言で追い抜いてやろうと思ってました。
結果は、全員完走。
私以外の3名は初出場ながら5・6時間台のタイム。私は一生懸命歩き、前大会+5分のまさかの結果に終わりました(7時間台)。次回リベンジ×2です。
(S原)
S原兄貴が全体の流れを書いてくださってますので、私は初心者ランナー目線で感じた初フルマラソンについて書きたいと思います。
まずスタート前のトイレについて。前々からトイレは相当混雑すると聞いていたので早めに向かうと既に長蛇の列。。。仕方なく30分ほど並び、やっと自分の番になり、トイレ内に入ると・・・小便器が全て空いていました。そう、みんな大きい方で並んでいたのです。早速、菜の花マラソンの怖さを体験しました。思い込みってダメですね。この話を聞いて並ぶことなくトイレに行ったN時さん。羨ましかったです。
マラソン中の出来事について。ジュワッ!ジュワッ!って言いながら走ってくるウルトラマンや、鉄のリング(大)を棒で転がしながら走る人、ガンダム、サル(可愛い)、ラムちゃん。とにかく仮装の人たちが多かったです。(またこういう人ほど速い・・・)走ってみて、体力は全く問題無かったですが、20km過ぎの折り返し地点を通過した途端、太腿が張りだし、30kmあたりでは膝も痛み始めました。
軽快に独走していたK松師匠の変わり果てた後ろ姿を発見したのは25kmあたりでした。そこで軽く会話し、先に行こうとすると、必死に追いかけてきました。K松師匠のプライドと、精神力の強さを感じ、よりいっそう私の足は疲労蓄積しました。(必死で逃げたので)でも、そういう気持ちの戦いがあるからこそ、完走と5時間台のタイムという目標に向かって頑張れたのは間違いありません。
35kmからはもう足の感覚はありませんでした。痛いし重いし痺れてるし・・・
でも、世界一のおもてなしと称される菜の花マラソンの沿道の応援や差し入れによって、急に痛みが全く無くなったりするんです。びっくりでした。35km付近で空腹のときに食べた、綺麗なお姉さまの手作り「ガネ」の美味しさは一生忘れません。
精神力だけで足を進め、やっとゴールが見えてきました。するとカメラを持った写真部のN野さんを発見!!思いもよらない出来事に、嬉しさでうるっと・・・そしてトラックに入った瞬間、母親を発見し、またうるっと・・・
ゴールした瞬間、もらった完走タオルで顔を隠し、25歳にして号泣でした。(笑)
それくらい辛かったです。翌日まで歩くことさえできず、最初で最後のフルマラソンといろんな人に言っていましたが、来年は4時間台目指して走ろうと既に心変わりしてしまっています。それが菜の花マラソンの醍醐味なのでしょう。
来年はもっとたくさんの皆さんと走りたいと思っています。(西胤さんへ)
(N島)
初フルマラソンでした。
30kmまでは練習の通り走れた自分に驚きで、残り12.195kmは、もろくこんなにも弱い自分に改めて気づき、みんなで練習した思い出と、応援してくれるみんなの思いに感謝して完走しました。みんなありがとう!!
(N時)
建設部のK松です。S原さんから菜の花マラソンのお誘いをもらいました。さすがに42.195kmはちょっとした距離なので、しばらく二の足を踏みましたが、不参加はネガティブな選択になると思い参加することにしました。
一緒に参加したN時さん、S原さん、N島君とは、スタート地点までの移動中にはぐれて早くも単独行動になりました。私は彼等が先に行っていると思い、やや速いペースで走り始めました。
スタートから折り返し地点あたりまでは、池田湖や菜の花の向こうに見える開聞岳の風景も素晴らしく、良い気分で走っていましたが、坂道の多さにとうとう足が負け始めました。
25kmあたりでN島君に追い抜かれてからは(自分が先頭だったのはこの時知りました)、どうやっても足が上がらないのでペンギン走りのような状態でした。それでもなんとかN島君を捉えようと、いつになく気力をひねり出してしばらく歩かないように頑張ってみましたが、ラスト10kmまで来たところで足が体験したことのない痙攣をするようになり、いよいよどうしようもなくなりました。ここからはただただきつかった。
記録は5時間47分でした。
前半は沿道の方達、特に子供達による声援やハイタッチに対して、どうも照れくさい感じがあったのですが、終盤になり気持ちが折れそうになると声援を受けハイタッチをもらうことで走る意欲、歩いてはいけないという使命感を呼び起こされて、なんとか走れるような状態でした。こういったことのありがたさを初めて実感しました。
(また氷砂糖、黒糖、ミニトマト、みかん、梅干し、ソラマメ・・・ありがとうございました。美味しゅうございました)
走り終えてからは足が痛くて歩くのもままならず、横断歩道を信号が青のうちに渡り切るのが困難でした。
42.195km走ったらいくらか痩せるだろうとあらかじめ体重を計っておきましたが、翌日計ってみると全く減っていませんでした。(N島君も・・・)
皆さんありがとうございました。来年の参加についてはまた考えます。
(K松)