2016年7月号のメルマガから始まった「みすず&あかねの工場探訪」シリーズ、最初こそ私が同行していましたが、途中からは2人でどんどん場所を決めて、毎月欠かさず探訪していました。2人の成長に合わせるように、当メルマガの人気コーナーに成長したように思います。
そろそろ探訪も終わりが見えてきた頃、あかねちゃんが会社を辞めて別の道を行きたいと決断。今年いっぱいで当社を退職することになりました。だいぶ各方面から引き留め作戦が繰り広げられたようですが、本人の意思は固く、新しい道を歩き出そうとしています。異業種への転職は大変ですが、経験は力になります。これからも応援しています。(M理)
今回は巾はぎ作業棟と下住工場に新設されたモルダーライン棟・CLT工場棟を探訪しました。
CLT用のプライや大断面集成材用の巾はぎラミナを作ります。
ラミナ側面に接着剤を塗布し、高周波プレス機で圧締します。
接着された巾はぎ材は、自動で必要な寸法にカットされます。
新しく下住工場に新設された施設で外モルダーの作業を引き継ぐ工場です。
また、1号棟で行っていたグレーディングも担当する事になりました。
・含水率計
1列に設置された4つのセンサーでラミナの含水率を計り、その平均値でラミナを自動選別します。
含水率が高い材は機械が自動で桟積みし、再び乾燥機に送られます。
・グレーディングマシン&仕分けライン
モルダーで切削したラミナが通過する際に強度毎に印を付け、指定した選別基準に従って自動で仕分けを行います。
グレーディングは元々1号棟で行っていた作業ですが、こちらのラインに組み込む事でより効率的に材料供給出来るようになりました。
・研磨機械
今までは業者様に刃物研磨を依頼していましたが、工場ができた際に研磨をする機械も導入しました。
モルダーライン棟と同じく、新しく下住工場に建てられた工場です。
CLT工場棟にはイタリアのユニチーム社製CNC加工機「UNITEAM EXTRA MIX」があります。
国内導入第一号です。
この機械の導入により300×3000x12000の寸法まで加工可能になり、多数の加工軸・強力なモーターのおかげで加工スピードも速くなりました。
また、手加工作業もこちらの工場で行っています。
モルダーライン棟にある機械はとても大きかったです。
CLT工場棟にあるUNITEAM EXTRA MIXは斜めカットする際の刃の動きや刃を入れ替えたりする動きが今までに見たことのない動きでとても驚きました。
下村リーダー、西牧リーダー、吉村さん案内ありがとうございました。
1年半毎月探訪させていただきありがとうございました。
普段工場の中に入ることは滅多にないので貴重な機会でした。
探訪しているなかで、どの工場でも安全第一かつ次工程に不良品を流さないこと、
品質の良い製品をお客様に届けることを意識していると一番強く感じました。
大変お忙しい中探訪の案内の時間を作ってくださった皆様、ありがとうございました。
(みすず&あかね)