山佐木材「写真部」ファン!?の皆様、昨年は大変お世話になりました!
新春特別企画・写真部座談会では、写真部「今月の1枚!」を振り返りつつ、2016年を振り返ってみたいと思います。
参加メンバーは、更なる機器の充実をもくろむ写真部のエースN野さん、N野さんに色々教えてもらっている写真部T口田さん、ぶらり達人M田部長、工場探訪一筋6ヶ月のみすずちゃん、写真はいつもオート撮影のメルマガ編集長M理でお届けします。
(注)イラストはイメージです
N野さん、JAPAN PHOTOコンテスト風景部門グランプリ受賞!おめでとうございます!!
(全員で拍手)
T口田: コンテストに応募した経緯など教えてください。
N野: 「カメラのキタムラ」主催のコンテストなんですけど、お店に行くと自動ドアの横にコンテストの案内が貼ってあって。前々からやろうかな~って目をつけてたんです。
T口田: JAPAN PHOTOコンテストに応募したのは今回が初めて?
N野: 今回初めてです。
T口田: じゃあ、初めて出して、いきなりグランプリを取っちゃったんだ。
N野: そうなんですよ。だから驚きだったんです。
T口田:これまでも 肝付町や輝北町のコンテストで受賞してたよね。それで全国に出してみて、いきなりグランプリ。
N野: 選んでくださった審査員の方のお陰です。
M理: この桜島の写真を選んだのはどうしてですか?
N野: 10枚位選んだ中の一枚なんですけど、この写真は自分でも構図が気に入っていたので出してみようかなと。
M理: 「生命力」っていうタイトルも良かったですよね。
N野: 自分でも何でこういうタイトルにしたのか、、よくつけたなぁ、って思います。
T口田: 審査員の方が、桜島の噴火だけを撮る人はいるけど、そこに暮らしている人たちの生活の背景が見えるのが良かった、みたいなコメントされてましたね。
N野: 噴火があったから縦構図で撮ろうと思って。結構上まで広角でいっぱいいっぱい。
T口田: 桜島の手前に海潟の港町といけすが浮かんでいて、生活の広がりある風景が撮れていると。こうした組み合わせは常に意識して撮ってるの?
N野: その場その場ですかね。よく高良橋から夕陽を撮りますけど、夕陽だけじゃなくて川の水面の反射を入れて撮ったり。そういうようなことだと思います。
M理: 受賞の連絡はどんな感じで来たんですか?
N野: 封筒に「入賞しました」って紙が入ってて、最初は「なんだ入賞か、賞金3万か」と思って、よく見たらグランプリだし、賞金も一桁多いし。
M田: 風景部門でグランプリはすごいよね。大胆な構図だもんねぇ。
N野: 春夏は噴煙ばっかり撮ってましたから。それからすっかり噴火がなくなって撮れないですけど。
みすず: (M理編集長から言えと言われて)・・賞金は何に使うんですか?
N野: レンズを買おうか、機材を買おうかっていうところで悩んでます。
みすず: え!遊びには使わないんですか?
N野: いや~使えないねぇ。友達のレンズとか使わせてもらうと、野鳥撮ったりするときとかいいなぁと。
M田: でもまぁN野君の写真は、そのものズバリを撮るというより、風景の中の一部の鳥っていう方がいいんじゃないかな。その方がN野君らしいと思うよ。
N野: ドンと鳥を撮るよりも、そうですね。その代わり、鳥に近づかないといけないですけど笑。
T口田: 今年はこのグランプリをはじめ、内外で認められたよね。ちょうど昨日お客様がいらっしゃったんですけど、いつもメルマガを見てくださっていて、写真部の方に会いたいと熱望されてN野君の働く部署までご案内したんです。
N野: ベタ褒めされました笑。
T口田: 結構お好きな方のようで、専門的な話もされてたよね。
N野: どんなカメラを買えばいいかなとか聞かれました。
M理: 写真部のことは結構話に出てきますよ。
N野: え!本当ですか!(嬉しそう)
M田: 写真部っていっても、写真撮っているのN野君だけだけどね。
N野: 写真担当って感じですかね。
T口田: 反響が大きいとやる気が出ますよね。
N野: そうですね!
T口田: ということで、本題に戻ります。写真部コーナーで毎月紹介してきた「今月の一枚!」から2016年を振り返っていきたいと思います!
N野: この一枚って誰が選んでるんですか?
T口田: 基本的にはN野君のおすすめがあるときはそれを選ぶんだけど、特に無いときには自分の主観で。
M理: N野さんが選んでるんじゃなくてT口田さんが選んでたんですね。
T口田: 今月のテーマだとか、季節とかイベントとか。そのときに一番伝えたいものを選ぶようにしてるんです。
T口田: 1月の一枚は「ふれあいパーク高隈」の「ダイナミックな紅葉」、、ふれあいパーク高隈ってどこだっけ?
N野: 大隅湖のところの公園です。
M田: 県道沿いのトイレがあるところだよね。
N野: 大隅湖を見渡せるところです。そこに1本か2本あるんですけど、下から枝の広がりを撮ってみました。
T口田: 紹介が遅れましたが、みすずちゃん今回初参加です。実は写真部のコーナーを毎月編集してくれているのは、みすずちゃんです。4月に入社して、徐々にサポートしてくれるようになって、今ではもうほぼお任せ状態・・笑
ということで初参加です。よろしくお願いします。
みすず: よろしくお願いします。
T口田: 2月の一枚は「肝付町の鬼火焚」。竹に刺したお餅を食べる。これどこですか?
N野: 国見保育園の近くの畑です。来年もまた撮りに行かないと。
みすず: これ家の近くです。もう立ってますよ。
T口田: じゃあ毎年見に行ったりするの?
みすず: ベランダから見えてます。
N野: ベランダから!笑
M田: 結構ここの鬼火焚は大きいよね。
みすず: 見に行ったらN野さんと会えますね。
T口田: 3月は「日没後のマジックアワー」、写真部で「マジックアワー」って言葉を知りました。
N野: 別名「トワイライトタイム」とも言います。夕方5時から7時くらいまでの時間帯です。
このときは太陽がこのあたりに沈むからこの辺で撮れば水面に映るな、と。太陽が沈む場所は段々と移動するから、撮る場所も段々変わるんです。ちょうど3月くらいがこの場所だったんです。
T口田: 実際の色合いとか変えてあるの?
N野: 現像するときに少し変えています。変えるというか濃さを調整したりします。去年まではカメラ本体で調整するくらいだったんですけど、今年から現像をちゃんとするようになりました。写真の容量が重たくなるのですが、、すみません。
T口田: 4月は「桜の開花と桜島の目覚め」
N野: このときは一番桜島が噴火するんじゃないかという感じで。ちょうど活動が出始めた頃です。
T口田: 桜も咲いて「生命力」を感じますね!
N野: いや、いまそれを言おうと笑
T口田: そして5月「午前3時の噴火をとらえる」
N野: ああ、もうこのときは本当にひどかったですね。眠くて眠くて。
M理: 肉眼で見てもこんな感じに見えるの?
N野: 肉眼で見たら、黒いのが立ち上がってる中に、ピカッ、ピカッって稲妻が光っているのが見えるんですよ。かっこいいですよ。
M田: 線には見えないんでしょ?
N野: いや、線に見えます。
T口田: 実はこんな噴火があったとき、K松さんとこの裏にいたんです。これ本当にすごいんですよ!本当にこんな稲妻がぶわーっぶわーってなって、溶岩もぶわーっってなって!(興奮で擬音が多くなるT口田さん)
N野: 知らない人が行ったら相当恐怖を感じるかも。
T口田: あ、これ多分やばいやつだと思って、K松さんに「危ないかも!逃げよう!」って言ったら、「(K松さんの真似で)僕はこの間夢を見たんですよ・・・」って落ち着いて語りだして!一刻を争うのに!って
・・・それくらい迫力があるんです。
N野: だからギャラリーがたくさん集まりますよ。
T口田: 6月は「アジサイ」ですね。
N野: こういう場所があるのは知ってたんですけど、今年初めて行ってみました。荒平天神のところを右に上がっていった場所にあります。
M田: 個人でされているところだよね。
N野: そうみたいですね。おじいさんが管理されています。
M理: この写真は私の母が気に入って、大きく引き伸ばしてパネルにしたくらいでした。
N野: 気に入ってもらえて良かったです。
T口田:7月は「静寂を刻む睡蓮の世界」
M田: このコピーは誰が考えるの?
N野: 僕じゃないんじゃないかな~記憶が無い笑
T口田: N野君じゃなければ自分かも。
N野: これは「蓬の郷(よもぎのさと)」ですね。
T口田: 蓮は結構あちこちに咲いているんですよね。また時期が来たらご紹介したいと思います。
T口田: さて夏になりました。8月は再び桜島です。この景色はグランプリを取った作品と同じ場所だよね。
N野: この場所から広角で撮ると、大概こんな構図になります。
T口田: 同じ場所で同じものを撮っても、そのときの状況で伝わるものが違ってきますね。いま良いこと言いましたね。これは「生命力」というよりも「夏色の桜島」!
N野: 何でドヤ顔なんですか笑
T口田: 撮ったのは自分じゃないんですけどね。
T口田: 9月は「空の上で吠える狼」。この雲がまるで狼が吠えているように見える。ちゃんと眼が光って見える。
N野: これすごかったですね。
T口田: 今年このコーナーを編集していて思ったのは、自然の対象物が偶然何かに見える、みたいな作品がいくつかありましたよね。
N野: ありましたね。雲は姿形がすぐに変わってしまうから。
M理: これって撮影のときに気付いて撮ってるんですか?
N野: ここでいつも夕陽を撮ってるんですけど、このときは「あれ?狼に見える」って思って。シャッターチャンスと思って撮りました。
T口田: 基本怖いのが多いよね。狼とか、龍とか、蛇とか。
N野: それは雲が悪いんですよ笑
T口田: さて10月は「秋の訪れを手招くように」。秋らしい一枚ですね。
N野: これ気付かれないと思うんですけど、あることをしてるんです。月だけにピントを合わせると、手前のパンパスグラスがぼやけてしまうので。
T口田: あ、これ両方にピントが合ってるんだ。
N野: 普通は出来ないんですよね。本当はここに月は無いんですよ。月とパンパスグラスは別々に撮って合わせてるんです。秋の雰囲気を作るために、ちょっと細工しています。まぁでも撮っているのは同じ時間帯に撮っていますけど。
T口田: 11月は「秋の空を見上げると」ということで、事務所と秋の空ですね。雲がまた珍しい・・
N野: 「蜂の巣状雲」です。これが出るとこのあとめっちゃ晴れるらしいです。
M理: こんなの出てたの全然気付いてないですよ。
N野: これ確か日中なんですよ。 ちょっと用事があって昼休みに外出するとき気付いて撮ったものなので。
M理: 工場に出るとN野さんが写真撮ってる場面に出会うよね。
みすず: この前、工場探訪しているときもN野さんが上から写真撮ってました!
T口田: N野君あるあるだね笑
T口田: それでは最後12月「けあらしと共に馬駆ける!」。柏原海岸ですね。
M田: これはいいよねぇ。しかし日の出の頃でしょ。よく撮りに行くよね。
N野: この競走馬って、どこから来てるんですかね。
M田: 東串良とか大崎からだろうね。
T口田: この写真も朝日があって、けあらしがあって、って合わせてるんでしょ。
N野: ちょうど馬が駆けてくるから、そのタイミングで合わせるべきだな、と思って。けあらしも立ってるし、朝日も出てるし、幻想的になるしね。 なるべく背景が海に来るように。
N野: 今年は1~12月に撮った写真で現像したものが5,800枚ありました。さらにこれから現像しないといけないものも沢山あって、もう全然睡眠時間が取れてない笑
T口田: いま撮ってみたいものは?
N野: あ、「えびの高原」行きたいんですよ!(即答) 樹氷を撮りたいです。行きたいんですけど、道がアイスバーンになったら行けない・・・
T口田: 車を四駆とかにすればいいのかなぁ
N野: そんな車買ったらお金が・・
T口田: じゃあ、賞金をゲットして車を・・笑
N野: いやいや、賞金のために撮ってる訳じゃないんで笑
まだまだ話は尽きないのですが、今回はこの辺で!
レギュラーのメルマガ写真部コーナー用の写真も鋭意撮影中ですので、どうぞお楽しみに(^^♪
本年もよろしくお願いいたします!