佐賀県富士町が2005年10月1日合併して佐賀市になり、富士南小学校は新しい歴史のスタートを新しい学校で迎えることになりました。

45年という歴史のある校舎の建て替えにあたり、地域と密着し、愛され続けた旧校舎の木造の良さを後世に残すこと、教育環境として木造施設の特徴である「柔らかさ」「ぬくもり」の大切さを重視して今回も木造とし、豊かな教育環境を創出しています。

地元の木材を使用して建てられた校舎は、周囲の山並みおよび自然環境に溶け込むように、切妻屋根の外観になりました。内部は雨の日でも子供たちが楽しく過ごせるように広々としたスペースを多く取り入れ、屋外環境も含め全ての部分が子供たちの生活空間として機能するよう配慮されています。教室棟、管理棟、特別教室棟、パソコン室、図書館など、充実の学習環境で子供達も元気いっぱいです。

緩やかな屋根勾配が印象的な体育館も、集成材の使用により、室内の温度変化を緩和させ、快適性を高めるなどの優れた特性が確保されました。