M田次長のぶらり肝付町の旅・流鏑馬編③

10月18日(金)午後、全ての練習を無事に終えたことへの感謝と、本祭に向け以降3日間、俗を離れて宮籠りに入るために「潮がけ」という祭事が行われます。

射手と後射手(昨年の射手)、保存会の男衆が四十九所神社から内之浦湾に面する柏原海岸まで、片道2時間あまりの遠行。町内から郊外へ向かう沿道には、町民や小中学生が駆けつけ声援を送ります。

柏原海岸まで収穫の終わった田園風景の中を進む
柏原海岸まで収穫の終わった田園風景の中を進む

海岸に着くとまず、射手、馬、行列に参加した大人たちの順で、みんなが潮で身を清めます。

柏原海岸は、この日小雨交じりで少し寒さを感じるほど。馬も人も膝くらいまで海に浸かるのは、ちょっと冷たかったようでした。

潮で身を清める様子。馬も冷たそう。奥に見えるのは志布志石油基地
潮で身を清める様子。馬も冷たそう。奥に見えるのは志布志石油基地

清めが終わると、神社の宮司さんがお祓いを執り行い、この祭事は終わります。

このあと、射手と後射手は二人きりで宮籠りをし、20日の本番を清めた体のまま迎えることになります。

(M田)

本番の馬場を清める真砂もこのとき砂浜でいただきます
本番の馬場を清める真砂もこのとき砂浜でいただきます