ヨーロッパ視察にあたり、視察団名を「欧州における木によるサステナブル戦略の視察ツアー」、副題を「木造建築、製材産業、木質エネルギーの活用形態等」と名付けました。
すなわち視察先を分類すれば、
- 木造建築
- 製材や集成材、CLTなど木材関連産業
- 木質エネルギーなど自然エネルギーの活用
となりますが、これらが単独で存在しているのではなく、全体的に関連していることを見ようというところに、今回の視察団の大いなる特色があります。
そしてそれはハードなスケジュールの中、今回の極めて感性の高い視察団の17名の各位には、しっかり感得されたように見受けました。
自然エネルギー関連は、メルマガのバイオマスシリーズでご紹介していくこととして、その他のことをこちらのブログにてご紹介していきたいと思います。
両替、為替
成田空港でまず両替です。今回家内と二人で参加しましたので、10日間の滞在、買い物、食事などで20万円かな、とスイスフランに5万円、ユーロに15万円替えました。
実は2000年にヨーロッパに行ったときのことですが、ユーロが極めて安かった記憶があります。その時は街に出て買い物をしても、レストランでビールを飲んでも、こんなに安いのか、と驚いたものです。
木材加工の会社に行って、製材や集成材などの価格を聞いて、円貨に換算してみて、もしこれがそのまま日本に入ってくれば自分の工場はやっていけないな、とかなり真剣に悩んだものです。
確認のため、いまちょっとネットで調べてみたら、2000年というのはユーロの最安値時期で、88.87円と出ています。もちろんこの相場は永く続きませんでしたが。
今回両替したときのユーロは138.6円。20万円分の両替は、10日分の二人の昼と夜の食事、ビール、ワインなどの飲み物、ツアーから延長して3泊したかなり立派なウィーンのホテル代、そしてお土産と、この額で過不足無くまかなえました。
ちなみに、13年前の為替相場なら、同じ外貨を12万円くらいで入手できた計算になります。
「恐るべし、為替」
食事、飲み物
ウィーン初日の夕食は、地元の方に予約してもらった、なかなかしゃれたお店で、地元の人たちで賑わっていました。
「さあ、ウィーン名物を」と、「知らんぞ」と言いたげな網野教授を尻目に、皆張り切ってどしどし注文、豚のあばら肉を焼いたもの、ソーセージ、ウィンナーシュニッツェルなど、運ばれてくると、それはそれは大変な量で、相当に頑張ってもなかなか減らず、往生した次第でした。
ビール、ワイン、その他飲み物を入れて、一人当たりの割り勘が25ユーロ。「世界一住みよい街」との網野教授のお話に首肯出来ました。
朝食
パン、シリアル、ハム、ソーセージ、チーズ、バター、ヨーグルト、野菜、飲み物。どれも種類が多く、なかなかな味わいで、毎日おいしく食べました。
愛媛のKさん、関東のHさん、私達夫婦の4人(視察団の中でも高齢組)が、決まって毎朝6時半レストランが開くのを待っての一番乗りで、しかもお互いの皿を見て笑ってしまうくらい沢山取っていました。私の普段の朝食からすれば、カロリーで3倍ではきかなかったと思います。
毎朝の献立をメモしていましたが、毎日ほどんど同じで、朝については3日目でメモをやめました。
昼食
パンに厚切りのソーセージ、ハムなどをはさんだもの。移動中のバスで食べたこともありました。
ご飯やパンと、肉や魚のシチューなど。スイスで鹿肉のシチューもいただきました。その他、パスタ、フライドポテトなどなど。
飲み物は、ミネラルウォーター、ジュース、ビール、コーヒー(いずれも3~6ユーロ)
夕食
ウィンナーシュニッツェル(薄い肉のカツレツ)
コルドンブルー(薄い肉にチーズがあわせてあるカツレツ)
魚(鮭、鱈など)のフライ、ローストチキン、チーズフォンデュ、鹿肉や牛のステーキなどなど。スイスでの最後の夜は中華料理でした。
というわけで、食事面はかなり充実しておりました。
次回は、木造建築の建築現場について書きたいと思います。
(代表取締役 佐々木幸久)
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(株)元企画 橋元 良一 (水曜日, 18 12月 2013 19:25)
こんにちは、橋元です。メルマガを配信していただいてありがとうございます。毎回、楽しく拝見させて頂いてます。
各コラム、会社の姿勢を表すような真面目さがいいですね。
個々にもあじがあり,皆さんの姿を思い浮かべながら楽しく読んでいます。さらに文献やデータも、とても勉強になります。
佐々木社長の欧州視察は、一緒に参加しているような気分です...。
woodist (木曜日, 19 12月 2013 08:23)
橋元様、コメントありがとうございます。
私たちも楽しんで発信していきたいと思っております。
社長の欧州視察の記事も、もう少し続きそうです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。