M田次長のぶらり肝付町の旅・宇宙編②

JAXA(宇宙航空研究開発機構)内之浦宇宙空間観測所の門を入り、坂道を左に上がると「管理センター」が見えてきます。

この建物には、研究と運営の要の役割を担う「管理本部」が置かれています。

おそらく建設工事の中でも一番早い時期に建築されたこの建物は、構造もデザインも「一般の建築をおおっている習慣的なあるいは経験的な多くの要素にとらわれることなくまったく新たな立場からの追求」によって形づくられたといえるのでしょう。

耐震補強や屋根改修工事などが加えられていますが、普通の管理事務所ビルにはない斬新さが感じられます。

(写真は建物の裏から写しました。1階右下のドアは当時のまま。)

管理本部の入る管理センター。写真は建物の裏から撮影
管理本部の入る管理センター。写真は建物の裏から撮影

倉庫のドアもアルミ製です。

一枚が、高さ220㎝×幅86㎝というインターナショナルなサイズで、ノブの高さが大人の胸のあたりにきます。背の低い日本人には少し使いづらいと思いますが、そこは宇宙研究の施設ということで、海外の方が使いやすいようにしたのでしょう。

また、中央にオレンジ色のアクリル板が取り付けられており、ここに室名などが英語表記されています。(研究所の多くの建築物に同じドアを見つけましたので、共通仕様だったようです)

管理センターからさらに左手に上がると、直径7mのパラボラアンテナの下に「テレメーターセンター」があります。目立たない建物ですが、当時最新の建材だった「ALCパネル」(※1)を壁材に横使いし、スパン9600×2560のユニットが連続するシェルターシステムになっています。

(※1) ALCの製造技術は、1962年にヨーロッパより日本国内に導入されました(ALC協会HPより)1962年は、この施設が建設された年です。

ここに池邊教授が研究のテーマとしたルーローの三角形を見つけました。

このルーローについては別の機会に書きたいと思います。

(M田)

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コメント: 1
  • #1

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