今回の視察で、中島社長が宿泊先に選んでくれたのは、加子母・付知峡の「渡合温泉」、別名「ランプの宿」です。
事前に送って下さった宿案内には『電気も無く、携帯も通じず、連絡手段は衛星電話、カーナビ設定しても辿り着きません』と書いてありました・・
途中から林道に入った私達のマイクロバスは、地元の人でなければ行けないような細くて暗くて曲がりくねった道を進みます。道には何箇所も「落石注意」の看板があり、実際2箇所ほど通行止めになっていて、一同「落石か?」と思ったものの声には出せず、「迂回路」の案内に従って進みました。
あたりは真っ暗、途中で携帯電話も圏外になり、さらに不安になった頃、肝付町のTさんが車に酔ったと言い始め、「それならここで車を降りて歩いて行ってはどうか」「いや、もう大丈夫です!(←嘘)」などと言いながら、無事に宿に到着しました。運転してくださった武田さん、どうもありがとうございました。
今夜はこちらの宿で夕食会です。以前鹿児島に視察に来て下さった協同組合東濃ひのきの家、マルワイ製材の方々ともここで再会できました。
中島社長が「帝国ホテルよりも美味しい」と絶賛していたこちらのお料理。びっくりするほど品数が多く、どれも本当に美味しかったです。ここでこれだけの料理を作るのに、どれだけの手間がかかるのか、、
宿の電気は自家発電のみでした。その電気も夜10時には消灯ということで、そのあとはランプのみになります。
ランプを使ったことの無い人のために、火の着け方教室も。
翌朝、今度は射的大会が始まっておりました。
思わぬ才能を見せる枕崎のMさん。
到着するまでは、どうなることかとハラハラしましたが、いざ宿に入ってみると、ご夫婦の心をつくしたおもてなしに、本当に頭が下がりました。各部屋のコタツに豆炭を入れ、温泉は冷泉から薪で沸かし、私達を退屈させないようにゲームを準備し、ランプを手入れしたりしつつ、これだけの料理を準備するとは、、
色々と不便なところもあるでしょうが、ぜひ続けていただきたいと思います。
(2015年も)つづく
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