12月21日(日)、鹿屋市笠之原と曽於市岩川間の高速道路がついに開通しました。
国交省管轄の曽於弥五郎IC~鹿屋串良JC間17.7km(こちらは高速道路)、鹿児島県管轄の鹿屋串良JC~笠之原IC間6.1km(こちらは高規格道路)で、わが大隅肝属地域は北海道まで高速道路でつながったことになります。
所要時間も大隅河川国道事務所の発表では、鹿屋市から鹿児島市まで101分、鹿児島空港まで74分とそれぞれ約14分短縮されるということです。鹿児島市内への陸回りの運転もずいぶんと楽になることでしょう。
当日午前中、鹿屋串良ジャンクションを中心に開通式典が賑やかに行われたようです。報道によると一般車が通行できるのは15時からとなっています。せっかくなので、開通区間を走って、その効果や様子などを見てみようと笠之原インターに出かけてきました。このインターは鹿屋市と肝付町の境にあって、会社からは車で約15分のところにあります。
警備の指示で路肩は駐車禁止になっていたので、国道沿いで待っている車はいません。14時55分からOKとの表示に従い、当方もしばらく時間調整して出直しました。
運良く時間どおりに(やや強引に)インターに滑り込むことができ、なんと1番前で待機となりました。同乗者(つれあい)からは「ミーハーの極致!恥ずかしい!マスクしよう。」と5分間の非難ゴウゴウを受けましたが、とりあえず無視しておきました。鹿児島県警パトカーに先導してもらうのはこれまでも、これからもないことだと思います。レーダー付きなのが気になりましたが。
15時ちょうどに花火を合図に出発進行。片側1車線ながら、実に見晴らしの良い道路です。
年甲斐もなく調子に乗って一番前を走ったのはわずか1.8km。東原インターから先はそれぞれのインターから乗った車と合流するので、ちょっとがっかり。おまけに運転集中で景色を見る余裕もなくなりました。ここから、車列は上下線ともひっきりなしに続き、地元の皆さんがこの開通を待ち望んでいたことがわかります。
鹿屋串良ジャンクションの前後に2車線区間が設けてあり、ここでわが家のタントはぴったり後ろについていた黄色のポルシェに抜かれてしまいました。
80km/hには及ばない車速でしたが、21分で岩川の曽於弥五郎ICに到着。さすが高速道路、マイナス14分の効果を実感しました。
すぐに折り返して、帰路に着こうとしたところ、先行していた紅葉マークの車が逆行ラインに入ってしまい、交通警備員さんたちが大慌てで止めていました。これからもないとはいえない光景です。お互い気をつけねば。
今回開通した23.8kmとその先11.1kmも合わせると35kmもの無料区間です。鹿児島県内ばかりではなく、宮崎県都城市へのアクセスも早く便利になります。
ビジネスで利用するのはもちろんですが、年末年始を前に通行できるようになったこの区間を、帰省や旅行で利用する人たちも増えることでしょう。有効な公共交通機関のない大隅・肝属地域のさまざまなシーンでなくてはならない存在になっていくものと思いました。
年末年始はくれぐれも安全運転で過ごしましょう。
(M田)
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