4月19日(日)、アクロス福岡にて福岡大学建築展2015シンポジウム「夢の理由~大規模木造の時代~」が行われました。
コーディネーターは福岡大学工学部教授の稲田先生、基調講演はアルセッド建築研究所代表の三井所先生と鹿児島大学教授の塩屋先生。稲田先生からも是非と言われておりましたので、楽しみに参加させていただきました。
三井所先生は、伝統構法の価値や、地元の材料・地元の技術を使う大事さ、金物が見えない構法が与える安心感について触れ、我が国は素足文化であり、そこから金物や石への違和感。純木造に親和感が生まれると講演されました。
塩屋先生は、自身の開発されたSAMURAI構法について講演され、ドイツでも同時期に同じ研究がスタートしているが、実際に建物として実現しているのは世界で初めてであることを紹介されました。
稲田先生は「わずか6年でここまでの完成度の高いシステムに持ってこられたことに驚嘆する。塩屋先生は、実に緻密でエネルギッシュ」と評しておられました。
シンポジウムでは、建築の六次産業化の提言(福大宮崎助教)のうち、「一次のみが不振」に対し、私から一次産業活性化=儲かる林業の指針について提言いたしました。
(代表取締役 佐々木 幸久)
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