今年4月11日、肝付町に鹿児島県立初の全寮制中高一貫校「楠隼中学校・高等学校」が開校しました。
全国から応募した中学1年生60名、高校1年生37名、計97名が入学したのです。
肝付町内は「楠隼応援団」などの幟旗がはためき、歓迎ムードで盛り上がっています。
奇しくも同日夕刻、肝付町在住の山登り好きなおじさんたちを中心とした会合(年次総会)が開かれました。その名を「三岳会」(高山地区と内之浦地区との境界に位置する国見連山の国見・甫与志(ほよし)・黒尊(くろそん)の三山を総称で三岳という)と称し、登山道の整備や要請があれば登山者のガイド・支援を行う団体です。
この会合で、来る4月25日(土)楠隼中高全校の甫与志岳登山のサポートとそのメンバー6名が決まり、なんと最若手で私M田も参加することになったのです。
2週間後の午前8時30分、晴天の下、学生97名と教職員約30名が集合し、楠隼校体育館前で出発式が行われました。訓示や指導がなされる間、学生一人一人の動作が機敏に規律正しくなされることに驚かされました。
わずか10日余りでここまでに訓練する先生方にも、習熟する生徒たちにもレベルの高さを感じることでした。
登山は高校生1隊と、中学生1隊に別れ、それぞれの先頭としんがりに三岳会のサポートメンバーが着くことになっており、私は高校隊の最後部、シェルパM田と呼ばれる位置でした。バスに便乗し、約30分のドライブを楽しみ、登山口へ向かいます。
今回は内之浦岸良地区の姫門(ひめかど)登山口から甫与志岳頂上を目指し、高山川上地区の二股キャンプ場へ下山する約3時間のコース。尾根に上がるまでの、最初の1時間弱がやや急登ですが、後半は緩やかな会話も楽しめるほどの登山道です。
9時40分、さすがに高校生、駆け上がるぐらいの早さで登り始めました。が、10分の間もなく休憩。このピッチが尾根に着くまで繰り返されました。恐らく生徒たちの体力と先生方の息の上がりかたのバランスだったのでしょう。しんがりのシェルパM田は変幻自在のペースに翻弄され、息が上がってしまいました。
きつい登りの途中で、生徒の一人が少し足首を痛めてしまい、隊から遅れて同行してゆっくり歩くことになりサポーターとしての務めを果たすことができました。
それでも、10時40分ごろ全員登頂し、大隅半島最高峰967mから初夏の肝付町の眺望を堪能しました。
後発の中学生隊が30分遅れで上がってくるので、早速お昼ご飯に。生徒・先生に配られた弁当は、竹の皮で、大きなおにぎりと卵焼き、唐揚げを包んだ手作り感あふれるものでした。
味も良かったようで、11時になっていないのに、みんなぺろりとたいらげていました。
下山のルートは、山頂から30分は急な下りが続きます。道は先日の雨で滑りやすく、高校生もこけつまろびつ下りていました。二股林道の登山口へは1時間余りで下りきり、そこからキャンプ場まで林道を40分ほどだらだらと歩きます。途中「清純の滝」という小さな滝によってマイナスイオンをたっぷりあび、リフレッシュしました。
一人の落伍者もなく、生徒・先生全員無事にキャンプ場に到着。迎えに来たバスに乗って、2時頃楠隼校に帰りつき、解散式で締めとなりました。
事故もなく、天気も良くてめでたし、めでたし。
(シェルパM田)
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prince トンガ (金曜日, 15 5月 2015 17:08)
ぶらり旅は、良いですね。
部長 昇進 おめでとうございます
ぶり旅の成果ですね。
すばらしい。
今後もパワーアップ期待しています。
○○M社長までを? 会社を発展させてください。
期待しています。