平成27年6月23日から26日にかけて、森林技術総合研修所にて行われた「公共建築物等木材利用促進(意匠設計)研修」に参加しました。
この研修は林野庁主催で、公共建築物等の木材利用促進を図るため、中大規模木造建築物の設計に当たっての制度、木材や木質建材の特性等についての知識及び技術を習得し、意匠設計に活かしていくことを目的に行われています。
私の場合は意匠設計をすることはないのですが、木造に関わる建築基準法の概要や木造建築の防耐火設計、施工等について学び、今後のCLTや公共建築物の木造化に向けた取り組みに活かしていくことを目的に参加いたしました。
研修の内容は細かい意匠の話題になると理解できない所もありましたが、大半を占める木造建築に関する内容はある程度理解でき、とても勉強になりました。日ごろ、山佐木材にて、設計の方々との打ち合わせに参加させていただく中で出てくる内容を改めて学び、整理する良い機会でした。
上の写真は現地見学で見学させていただいた「明治大学 黒川農場」です。
構造はRC造と木造で、湾曲集成材やスギLVLが使用されていました。木造だけではないため、すっきりとした印象を受けました。
ちなみに、この研修の参加者は全国から25名いましたが、そのほとんどが建築・設計の方々で、林業系は私だけでした。通常の業務では、知り合うことがない方々と一緒に研修ができたことは非常に有意義でした。
また、講義の1コマで「木造建築物の施工」と題して日本CLT協会技術部長として塩崎常務からの講義もありました。日ごろの山佐木材での業務に加え、ここでもご指導いただき大変勉強になりました。
(西胤)
コメントをお書きください