内之浦町と高山町が合併して誕生した肝付町は、この7月で新町制10周年を迎えます。
町ではいろいろなイベントが企画されていますが、当ぶらりでは一緒になってよかったね的お祭りムードには敢えて乗ることなく、旧町それぞれで自慢している美味かとこを訪ねて、10年変わっとらん味を確かめてみたいと思います。
肝付町合併10周年記念 自慢の美味か(おいしか)とこツアー その1
◆ 内之浦地区「ラーメンの店 マツワキ」
その昔、高山町と内之浦町の間には国見連山が横たわっているため交通は海沿いの国道か、川上・岸良越えの山道しかありませんでした。どちらを通っても、役場から役場まででさえ小1時間を要していました。
ところが、合併の3年ほど前に国見トンネル(3300m)が開通してからは、ものの20分もあれば行き来できるようになり、両町民にとってとても便利になったのです。
内之浦地区出身の人に「ラーメン屋と言えばどこ?」と聞くと、ほとんど「マツワキやど!」と答えが返ってくるほどの有名店です。
試しに、S島君とW田さんに聞いてみましたが間違いありませんでした。
で、雨にも負けず、トンネルを抜けて食べに行ってきました。内之浦総合支所(内之浦町役場)を漁港方面へ向かっていくと交差点を越した左手に小さな看板を掲げた「マツワキラーメン」が見えてきます。開いてるのかなぁと心配になりますがこれまた小さく「只今営業中」と書いた表札が掛けてあります。
この店は、おばちゃん(ラーメン作り担当)と、娘さん(接客担当)と息子さん(出前担当)の3人で切り盛りしていますが、店内は12席ほど。
来店のお客よりも出前が多いのではなかろうかと思われるほど、電話が鳴っていました。娘さんが当店自慢の小皿に山盛りの大根の塩漬け(1年中変わることなく提供される)と水を持ってきてくれたので、ラーメンの大盛りを注文してみました。
漁師町ならではの塩味の効いた豚骨ベースのスープ、やや縮れた中太麺に、トッピングは独特の旨みのある煮豚、もやし、ねぎとシンプルです。1Kgのプラ容器そのままで容赦なくおかれるニンニクを好きなだけ入れて食するのが習わしのようです。
煮豚はもやしで見えません。少ししょっぱい大根のお漬け物(おかわり自由)
焼酎コップに冷えたお水。
独特なイントネーションをもつ内之浦の浜言葉が飛び交う店の中には、年期が入り、すっかり角の取れたおかもちが一つ二つおかれて存在感をにじませています。きっと親父さんの代からの物なのでしょう。
内之浦町民が愛してやまない「マツワキラーメン」。気取りのない、懐の深い味を久しぶりにいただきました。ごちそうさま。
次は高山地区へ続く
(M田)
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平成12年 企業研修でお世話になりました! (火曜日, 15 12月 2015 15:18)
久しぶりに,松脇ラーメンを拝見しました。食べたいなとつくづく思います。内之浦小に勤務していた時,山佐木材さんには社長さんをはじめ大変お世話になりました。私にとって視野を広げる大切な研修でした。現在,沖永良部島の田皆小で校長として学校経営に取り組んでいます。「軸足は常に子どもに」をモットーとしてがんばっています。これからも楽しい記事をよろしくお願いします。
Eli Maurin (火曜日, 24 1月 2017 21:41)
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Tam Struck (火曜日, 31 1月 2017 18:04)
Very good post. I'm experiencing many of these issues as well..