M田部長のぶらり肝付町の旅・自慢の美味か(おいしか)とこツアー(4)

おいしかとこツアーも4回目を迎えた今回、誰もが認める高山地区のキングオブ食堂「米沢食堂」にやってきました。高山本町の旧道沿いに、青地に白抜きの「大衆食堂」の暖簾が掛かっています。

 時刻は午後2時半、近頃のお食事の店ならば準備中の看板が出ていそうな時間ですが、ここは休まずたゆまず開店しております。


うちは店構えから営業時間については「意地でも変えません!」というマスターはじめ従業員一同の心意気が伝わってくるような気がします。

 暖簾を分けて店に入るといつものおばちゃんが、季節のつけもの(今日はトイモガラと昆布の甘酢漬け)を麦茶といっしょに持ってきてくれました。やはり、接客までも変わりません。

変わらぬ店構え
変わらぬ店構え

店の中は4人掛けテーブルが6セット、両脇に畳の上がり席があわせて8つ。30人近く収容できる広さです。今のお客は二人だけ、ちょっと空きが寂しい。

 

米沢食堂といえば、手打ちそば、ラーメン、チャンポン、丼物とオールラウンドメニューが売りの食堂なのですが、その中でも自他共に認める一押しが「魚フライ定食」なので、迷うことなくこれをオーダー。

 後から入ってきた2人組も迷わず「魚フライ」をご注文でした。葛かけチャンポンをハフハフしながら食べるにはまだ寒さが足りないのでしょう。

貼り紙に偽りなし!
貼り紙に偽りなし!

待つことしばし。奧の厨房でジュージューとフライの揚がる音がし始めると、急に腹が減ってきました。

梅干しの壷を引き寄せて定食いただき体勢スタンバイOK。

おばちゃんもご飯をどんぶりによそってくれてます。


やってきたのはイワシのフライ4個、野菜のフライ2個、キャベツサラダ&マカロニサラダ。タルタルソースととんかつソースが相乗りしているのがうれしい。


このボリュームと心配りで550円。飾りのない、まさに男のランチじゃないですか。

熱々のフライ→優しいお吸い物→ご飯と、久しぶりにあの三角食べを実践させて頂きました。

幸せのさくさくフライご馳走様でした。おなかいっぱいです。


ここがいつから営業しているのかは、なかなか聞けませんが、35年以上は間違いなく続いています。

お昼時はお店と出前で大忙しなので、少し早めに行くといいですよ。

(次は内之浦?M田)


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コメント: 2
  • #1

    井上正文 (金曜日, 16 10月 2015 06:49)

    店構えを見ただけで、旨いものを出す店とわかります。
    登録文化財にしてもよい建物だと思います。
    女将も登録文化財級、なんでしょうね。いつか<魚フライ定食><あんかけチャンポン>
    頂きたいですね。

  • #2

    川上出身還暦者 (日曜日, 25 10月 2015 09:16)

    私の時代は高山は賑やかな街並みでした。
    川上に住んでいましたから高山の街に行くのは滅多にありませんでした、高山の街に行くことは楽しみでした!未舗装のガタガタ道をバスで揺られて、賑やかな街並みを散策して!昭和40年代は食堂が沢山ありましたが、米沢食堂にも行きました、相撲の番付表が張ってあったのが記憶に残っています!食べたのは子供の小遣いでも食べられるラーメンだけでした。当時は小ラーメン30円?だったかな?
    いつまでも変わらずにレトロな雰囲気で頑張ってもらいたいです。