肝付町は、海の幸、山の幸に恵まれた町です。食堂や居酒屋で出されるお魚もとても新鮮で美味しいんです。「美味かとこといっても、食堂系だけではなんかなぁ、物足りない。やはり調達系も入れといてくださいな。」という声も聞こえてきそうな気がします。
その貴重なご意見に答えるべく、あの国見トンネルを越えて、内之浦に向かいました。
肝付町で海の幸を調達したいとき、外せないお店、「こなみ鮮魚店」を訪ねました。スーパーでは味わえないおいしいお魚屋さんなんです。漁港入り口の交差点から200mほど、港町独特の小路を漁協へ向かうと右手にこのお店が見えてきます。
ガラスケースとトロ箱に朝獲れたてのいろいろな地魚が並びます。
今日は鯵、太刀魚、金目、糸引き、歯鰹、かますなどなど。
このお店が建って35年近く経っているそうですが、魚屋を始められたのはもっと前からだと聞いています。現在は3,4年前に三代目が後を継ぎ、若夫婦で切り盛りされています。ちなみに屋号の「こなみ」は初代(三代目のおばあちゃん)のお名前。
この店から、競りの行われる内之浦漁協までは、200mほど。店に並ぶ魚はほとんど朝の競り市で仕入れます。ただ、食堂などからの注文によっては、揃わないものもあるので鹿屋市の魚市場に4時起きで駆けていくそうです。奥さんは子供たちを幼稚園に送り届けてからお店に。仲の良い頑張り屋さん夫婦です。
「こなみ鮮魚店」は、目の肥えた地元の人がとても多いお店です。午前10時前には行かないと、狙い所が売り切れてしまいます。予約を入れるのも良いですが、あれこれ迷いながら魚を選ぶのも楽しいことです。ぜひお早めに。
これからの時期、正月用のミズイカ(アオリイカ)なども並ぶことでしょう。
今朝は種類の多い魚の中で、ピッカピカの銀色歯鰹を1本購入。今夜近くの4,5人と一杯やることになっているので、さくに捌いてもらいました。刺身とたたきにしていただきます。
ご馳走様。
(高山に続くのか? M田)
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