1月末にCLT床2時間耐火性能評価に無事に合格し、今後大臣認定を受ける見込みであります。
この2時間耐火仕様のCLTでの歩行振動試験、遮音試験、施工性確認試験を実施しており、先週から施工性確認試験を実施しています。
2時間耐火仕様では上下面あわせて7枚の被覆材を貼るため、その手間とコストの削減やクレーンで吊る作業の安全性や被覆作業の正確性の確認等を目的に実施しています。
以前、山佐木材敷地内に製作していた鉄骨モックアップを高さ3mに嵩上げし、そこへCLTを施工していきました。
6つのグリッドに分けて合計12枚のCLTを施工していきます。被覆材の貼りつけを以下の4通りを予定しています。
①工場であらかじめ下面の被覆材を貼り付ける
②CLTを2枚スプライン接合したものに工場であらかじめ下面の被覆材を貼りつける
③CLTをそのまま鉄骨に建て込みした後に、下から被覆材を貼りつける
④グリッドのサイズに合わせた昇降機を製作し鉄骨の下から貼りつける
鉄骨への建て込みは朝から開始し15時頃には終了しました。
今後は上面・下面の被覆材の取り付けを行い、その後に歩行振動試験を実施する予定です。
試験の日程は2/19(金)に上記③、④の被覆材の取り付け、2/25(水)に歩行振動試験を実施する予定です。
また、これらの試験は「かごしま木づかい事業」を活用し、鹿児島県、大隅地域振興局からのご協力をいただきながら実施しています。
(西胤)
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