やはりM田は、志布志にはまってしまいました。ということで今回も志布志編です。
毎年4月29日、志布志ではお釈迦様の誕生をお祝いして「お釈迦まつり」が賑やかに開催されます。四半世紀以上この大隅の地に居住しながら、不信心ゆえに一度も行ったことがありませんでした。
かわいい盛りの稚児行列や、この日の朝、仏前結婚式を挙げたばかりのお嫁さんを乗せたシャンシャン馬行列があると聞いていたので、これは見なけりゃと早めに出かけたのですが、遅刻。思い思いの踊りを披露してくれるお仲間内のパレード見学となってしまいました。
お祭の中心となるのは、旧道の一番奥に位置する安産祈願で有名な宝満寺です。お稚児さんもシャンシャン馬お嫁も、町内の踊り連も、観光客もみんなこの寺に向かって進みます。
わたしのような俗物かつ不信心ものがどうやって、お釈迦様の誕生をお祝いするのか。なかなか恐れ多いことではあります。お寺の境内に入ると、花で飾られた小さな小屋が建てられ、その中心に金色に輝くお釈迦様がたらいのプールに鎮座されております。このお釈迦様にたらいに満たされている甘茶を、竹のひしゃくでジャブジャブかけるだけなのです。実は、年の数だけかけるのが習わしだと言われています。
わたしの前に並ばれていたグランパもかなりの時間をかけ、甘茶の産湯をされていました。しかし、一人で60回近くもかけてたら、次に待っている人には迷惑なはなし。早めに切り上げるのが仏の道というものでしょう。5回に切り上げましたが、果たして御利益はいかがなものか?
初夏の陽のなか、お寺では参拝者用の温かい甘茶も振る舞われ、なんともほっこりとした気分になってきました。
道沿いのいいにおいをさせている出店をのぞいて、ちょっと小腹を満たしてから、もう一つ楽しみにしているところへ行ってみようと思います。
(次も志布志だよ・・・M田)
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