8月27日(土)、厳しい暑さが続く中、鹿児島から3,000km離れたベトナムより、HAWAの皆様が山佐木材にいらっしゃいました。 HAWA(※)は、ベトナムのホーチミン市を中心に木材関係企業約400社からなる協会だそうです。(※HAWA : handicraft and wood industry association Vietnam)
今回いらっしゃったのはHAWAの理事長はじめ若い経営者の皆さんで、来日の目的は日本の木材加工技術やデザイン、日本流の品質管理や経営を学ぶためとのこと。ベトナムとの繋がりが深い(株)BSOの西山先生のご案内です。
城山観光ホテル「ホルト」にて
HAWA御一行は、8月25日(木)福岡に到着。8月26日に鹿児島市内に移動し、お昼は山佐木材の大断面集成材物件第一号の城山観光ホテルのレストラン「ホルト」で見学を兼ねて昼食。
私はホルトで合流し、一緒に昼食をいただきました。案内役の西山先生が合流される前でしたので、どうなることかと心配していましたが、皆さんとても熱心で、通訳さんや留学生の方も含めて9名が次々に質問され、私は答えるのに必死で食事を取る暇も無いくらいでした。こういった木造建築が珍しいのか、驚きのあまりに、ずっと上を向いて建物を見たり、写真撮影をしたり、質問をしたりで食事に全く手をつけなかった方もいました。(食事が気に入らなかった訳ではないことを再々確認しました)
昼食後は、せっかく城山に来たので桜島を背景に記念撮影でも・・・と思ったら、桜島ではなく「ホルト」と一緒に撮影したいと言われ、結局「ホルト」を背景に写真撮影を行いました。その後、皆さんは山佐グループである家具のオンリーワンを見学するということで、私は一旦ここでお別れしました。
山佐木材を見学
来日3日目、この日は鹿児島市内からバスで大隅半島に移動。山佐木材を1日見学していただきました。
到着早々、バスから降りながら事務所を撮影、会議室にご案内してからも、皆さん上を見上げてばかりでした。(ホルトのときと同じ)
HAWA理事長のフォーンさんにご挨拶をいただいてから、当社の会社説明を始めたのですが、スライドの写真やCLTやSAMURAIのサンプルに一つ一つ驚きを持ってくださり、説明のし甲斐がありました。
実は・・・昨日ホルトをご案内して会社に帰ってから、今日のために会社説明資料をベトナム語に翻訳しました。昨日の熱心な皆さんに触発されてのことです。
会社説明後、CLT、製材、加工センター、集成材、プレカットの工場を各部署のリーダーが交代でご案内しました。後の懇親会で言われましたが、工場見学で現場の責任者が交代で案内できることに感動したそうです。(ベトナムでは同じ人がずっと案内するものらしいです)
こちらで時間割を作成していましたが、予想以上にたくさんの質問が飛び交うので、なかなか次の場所に進めず、最後の方は時間が無くなって駆け足でのご案内になってしまいました。暑い中、皆さんものすごく元気です。
夜は、HAWAと山佐木材のメンバーで懇親会を開きました。今回は当社がチップを納めている「湯遊ランドあいら」に宿泊と宴会をお願いしました。皆さん温泉が初めてで、恥ずかしかったとおっしゃっていましたが、これもまた良い経験です。
今回の来日にあたり、皆さん色々な思惑があったようです。当社の見学については、様々な部署を見ることができて大変喜んでいました。勉強になったと口々に言われました。一方で、時間が無かった、もう少し見たかったという声もありました。
皆さんとても若く、理事長も40代半ば。一番若い方で23歳の方もいました。そんなHAWAの皆さんに西山先生が強くおっしゃっていた「ベトナムに帰ったら取り組んで欲しいこと」。それを真剣に聞く皆さんの姿が印象的でした。
1. リーダーシップを取れる人材を育成しなさい
2. ものを作れる人材を育成しなさい
3. ものを作るための機械を作れる人材を育成しなさい
そうすれば、ベトナムの木材業界は日本にも引けをとらないと。
HAWA御一行は、翌日次の視察先に出発されました。日本を見て、何を感じ、何を思い、その経験をどう活かしていくのかが宿題のようです。私もHAWAの皆さんに負けないように頑張りたいです。
HAWAの皆さん。おつかれさまでした。
Hen gap lai(またね)
(営業本部 小城)
(当日の様子が9月3日の南日本新聞に掲載されました)
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