10月21日~23日の3日間、かごしま県民交流センターで開催された「かごしま住まいと建築展」に参加してきました。22日~23日の2日間は屋外で「かごしま木材まつり」も開催され、山佐木材は両方に出展するということで、CLT部、製材部、建設部から数名が交代で参加しました。
「かごしま住まいと建築展」は、鹿児島県の住宅・建築センター主催で毎年行われており、県民1人1人に鹿児島の木材利用の状況やその可能性を知って頂くためのイベントです。
当社のブースでは今話題のCLTや集成材の製造・施工について展示しました。CLTに関しては今まで以上に身近に感じて頂けるように、JAS認定の中でも一番薄いサイズのものから二番目に大きいサイズまでのものを揃えてみました。(一番大きいものは運べなかったので…)
CLTをテレビでは見たことがあったとしても、実物は中々見る機会がない中、たくさんの人に実物を触って確認して頂くことができました。
「集成材?木を貼り合わせたら剥がれるんじゃないの?」という疑問を多くいただきました。
当社は、JAS認定を受けた工場で、徹底した品質管理のもと構造用集成材を製造しています。JAS規格は集成材の外面の品質だけでなく、見ただけではわかりにくい接着性能、強度性能、ホルムアルデヒド放散量などについて、試験方法と適合基準が定められています。
現在のJAS規格で認められている接着剤を使い、基準を守って作った集成材であれば、一般的な使用環境では50~70年は当然で、実際にはそれ以上もつだろうと言われています。特にレゾルシノール樹脂接着剤は、木材接着剤の中で最も優れた耐久性を有すると言われています。
他にも、多くのみなさんに様々なご説明をすることができて、こちらもとても良い経験になりました。
多くの方といえば、鹿児島県知事の三反園知事にも山佐木材のブースに来て頂きました。CLTや次世代の材料でもあるSAMURAI集成材の話にも耳を傾けてくださいました。
一方、外では「かごしま木材まつり」が実施され、雨の中、有馬常務がしっかりと山佐木材のブースを守ってくださいました。外が雨だっただけに、人も少ないのかなとも思いましたが、お昼頃は結構人が集まっていました。
建築展では、例年、建築関連の講演会も実施されます。今年は京都大学の五十田先生と名古屋の阿部建設の阿部社長が講演されました。両講演とも立ち見のお客様が出るほどの盛況ぶりでした。
天候にも関わらず、小さい子供から大先輩のみなさんまで、たくさんの方々にお越し頂き、私たちが作る未来の材料の話を聞いて頂いてありがとうございました。そして主催者の鹿児島県住宅・建築センターの皆様、お疲れ様でございました。また来年もよろしくお願いいたします。
(営業本部・小城)
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