M田部長のぶらり肝付町の旅・はるの楽しみ 山菜をいただくのだ

 山仕事にたずさわる人々(うちの会社も)は、旧暦正月16日は「山の神」のお祭りをするのが慣わしです。これは、冬場の山仕事から、春の農作業に移る区切りの意味もあるとのこと。このころが春の始まりだとご先祖様たちはお考えだったのでしょう。

 そういえば、ウグイスの初音を聞くのも、バレンタインのチョコの日もこのころ。野も人も陽射しの暖かみを感じて活発に動きだす時期なのです。

 

 そこで先月、まだ小さく縮こまっていたフキノトウを見に行くことにしました。寒さの残る土のうえで、ふっくらとちょうど良いくらいに大きくなっているはずです。

 

***前回のぶらりにメッセージをいただいた もりやまさまへ***

もりやまさまからのメッセージ

いいですねー ふきのとう 子供の頃見た風景を頼りに去年ようやく自生地を探し当て味噌、てんぷら
で大満足でした。
先日のこと、場所は確認済みワクワク気分で現地直行すると既に先客あり、あたり一面踏みつぶされたふきのとうがもう来て欲しくないと言いいたそうでした。
自生地を見つけるコツなどあれば教えていただければ有難いのですが?

 

フキノトウは、食べ頃をとるにはやはり、前の年にとったところや蕗のあったところを覚えておく他はないと思います。落ち葉や枯れた蕗の葉などで隠れているフキノトウを知らないところで探すのは至難の業です。しかし、それもまた楽しみのひとつではありますが。

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覚えのある、ちょっと近場の畑のきわに行ってみました。 

 

 ぽこぽこと浅黄色のとうがいくつも、顔を出しています。寛い心で、小さいものは残して(釣り部用語で「リリース」)おきましたが結構な収穫ができました。

 

早速たべごろのものは天ぷらに。大きいものは、鰹節や砂糖をくわえて味噌炒めにしてみました。

天ぷらのころもは卵なしのあっさりさらさらで、ちゃっと揚げるのが私の好みです。

 

 

 まずは、なんにもつけずにいただきます。はふはふの後に口ひろがる独特のにがみ。すかさず、焼酎のお湯割りを流し込むとこれはもう至福のひとときなのです。私の家では、初物を食したときは東を向いて大声で笑うのがしきたりなので、天ぷらと焼酎が胃の腑に落ちると同時に大きな口を開けて「わっはっはぁ!!!」。

あとは砂糖をちょっときかせた甘味噌炒めで、ちびりちびり。ご馳走様でした。

(つぎも山なのか M田) 

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コメント: 2
  • #1

    M部長悪友達 (水曜日, 15 3月 2017 15:46)

    自分だけで食するなよ?またスッポンをつまみに焼酎を飲もう。

  • #2

    もりやま (土曜日, 18 3月 2017 10:15)

    M部長さま
    ご回答をいただき ありがとうございました。確かに、食べる楽しみに比べれば
    自生地を探し当てた時の感激はその数倍でした。
    地道に山歩きを続けようとおもいます。ぶらり旅楽しみです。