今日は立冬。
こちら肝付町でも朝晩はジャンパーなしでは寒いぐらいで、鍋料理も恋しい季節になってきました。すき焼き、水炊き、もつ鍋、寄せ鍋。何でも入れて美味しくいただけますが、私は地鶏を使った「鶏すき」が何より好物、割り下の良くしみた筍などが顔を覗かせてくれれば言うことはありません。
我が社のTI顧問も筍好きとのことで、10月末の宴席では、タケノコ談義で盛り上がりました。その折、鹿児島では、ちょうど今の時期秋から初冬に掛けて芽を出す筍があるので、取れたらお持ちしましょうという約束もしてしまいました。
その日から10日たった今朝、はたとその約束を思い出し、慌てて友人の竹藪に行ってみました。果たして藪の際に数本の筍を見つけることができました。
でも、ちょっと伸びすぎです。10月半ば当たりが旬だったのかも。でも先っぽは柔らかで食べられそうです。友人には事後承諾を得ることにして、5本だけ収穫させてもらいました。
この竹の名は、地元で「シカクダケ」と呼ばれるシホウチク。茎の断面が普通の竹に比べると、角が立っていて四角いのが特徴です。
野生種ではなく、住宅の屋敷に植えられていた観賞用の竹が、屋敷跡に繁茂して竹藪になった感があります。
地元では、皮付きのまま下ゆでし、あくを抜いてから料理に使います。茹でると紫色の色素がでるので、手早く皮を剥くのがいいとか、一晩漬けっぱなしがいいとか諸説あるようです。
ともあれ、淡泊な筍のかおりがしてなかなか味わい深いものです。
ここ肝付では、早堀の1月から立冬の11月までさまざまな筍が楽しめるので、飽きが来ません。
TI顧問にはお渡しすることができそうにないので、今夜はこれで一杯。頂きます。
(つぎは海からかな M田)
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