2月7日(水)、かごしま県民交流センターにおいて「鹿児島県森林・林業振興大会」が行われました。当社から社長が活動事例を発表することになっていましたので、私も初めて参加しました。
会場に到着すると、既に多くの方が集まっていました。やはり林業・木材関係者が多く、合い間に何人かの方にご挨拶することができました。
第1部は、大会会長である三反園知事の挨拶、来賓祝辞、各種表彰、スローガン採択などがありました。森山裕議員の祝電として紹介された文面がかなり長く、強い期待が感じられたこと、ベテラン揃いの表彰者の中で若い方がお二人「きこり達人」として表彰されていたことが印象的でした。
第2部は、特別講演と活動事例発表です。
特別講演は、京都大学フィールド科学教育研究センター 長谷川尚史准教授による「イノベーションの視点から日本林業の将来を探る」という講演でした。
林業は、少ないエネルギーで木材という物を作り出すことの出来る貴重な産業だが、現状では森林所有が小規模分散していることで生産性が上がらない、国内林業の存在意義や森林を所有するということについての価値認識にギャップがある。一方で技術は確実に進歩しており、林業機械、作業システム、情報管理などにより、「森林クラウド」「森林の倉庫化」なども可能な時代になっているというお話がありました。
私にとっては初めて聞くような言葉もありましたが、林業=安全、儲かる、社会貢献の側面もある、ということになれば、森林を所有して運営してみようとする企業も出てくるのかな、と思いました。
当社からは活動事例として「円滑な木材調達と新しい木材需要をつくる」という題で社長が発表いたしました。
27年度の同大会では「CLT建築の普及に向けた取り組み」として発表しましたが、そこから2年経過し、その間、実に色々なことがありましたが(今回は20分の発表なのでその辺りは省略)、CLT床2時間耐火の大臣認定取得、鉄骨造オフィスビルへのCLT床施工などを経て、昨年秋には新設備を導入することができました。
これからも当社にとっては様々なチャレンジが続きます。地域の皆様にご支援いただきながら、また数年後?の活動事例で発表できることを楽しみにしたいと思います。
(M理)
(おまけ)
大会終了後、肝属木材事業協同組合の定例会を鹿児島市「おおすみ美食市場」で開催いたしました。組合員である岡本孝志社長が頑張っています。
人も食材も大隅から行っていて、お店の雰囲気も良く、店員さんたちも感じが良くて元気が出るお店でした。
☆興味のあるかたはぜひ!