今年度の消火訓練を3月19日(月)に実施しました。生憎の雨模様となりましたが、なんとか訓練自体は最後まで行うことができました。
今回も東部消防署様のご協力の下、社員一丸となって予行練習から本番まで精一杯訓練して頂きました。ありがとうございました。
火災発生後、発見・通報班の3人が一斉に工場内を「火事だ~!○○で火事だ~!」と叫びながら駆け回るという体制を毎年とっていましたが、今回ご指摘頂いた中で、
【まず発見・通報班がどこが火災だというのを確認(目視)してスタートしていない】というものがありました。
確かに、これまでの訓練では延時隊長の合図を皮切りにスタートするというのが定着化しておりましたが、実際火災が起こった場合は、この通りにはならないです。最も基本的な想定力が欠如しておりました。
もう1点、社長のお話の中で、昨年完成した弊社の新工場で火災が発生した場合の想定・訓練の必要性というものがありました。
火災発生した場合、水や消火器で消火すればよいだけでなく、放水により最新の設備・機械をダメにしてしまうかもしれないという想定まで必要となります。もちろん、火災を発生させない努力がまず第一ですが、万が一に備えて今以上に、自衛消防隊が中心となり、話し合いをしておかなければならないことを痛感しました。
今回の訓練を通し、新たな課題を見つけることができたことは収穫だと思いますが、実行に移して初めて意味ある訓練だったと思わなければなりません。より一層精進します。
今年も多数のご協力を賜り、誠に有難う御座いました。
(自衛消防隊 副隊長 中島)
29年度の消火訓練を終え、防火意識がようやく高まったのではないかと安心したいところですが、反省点を踏まえて、来年度のためではなく、日々の防火のために、もし火が出た場合は安全な初期消火が行えるように準備するスタートになったと思います。
人員が増えた部門の役割の再配置、新築の工場の防火用水の位置確認、消火設備の不備なものの更新など、いろいろと見直す良い機会でもあります。
しかし訓練だけでは指導が行き届かないと感じているのが、はたして本当に従業員全員が工場内のすべての消火設備の位置を知っているだろうかという不安です。入社して間もない従業員でも火災が発生したら初期消火できるように行動しなければなりません、そう思うと、まだまだ多くの準備、指導を行わなければならないなと感じます。
会社で行った消火訓練がとっさの初期消火に役に立ったなと皆が思えるような訓練を目指したいです。
(自衛消防隊 隊長 延時)