残暑お見舞い申し上げます。
台風12号が去った後、当地でも身体に危険な暑さが続いています。工場内のスポットクーラーや大型扇風機も効果をあらわせないほど気温があがり、熱中症の予防注意が欠かせません。
この時期、大隅半島中南部において、ビールのあてにはもっぱら、塩ゆで落花生が出されます。
この地方の労働者の塩分補給はこれで行われていると言っても過言ではないぐらいの量と頻度で提供されるのです。湯気の上がってる小さなこいつと、冷たくてグッと来るあいつは、まさに永遠の、最強バッテリー。キモツキンリーグ・バンシャクズのサトナカくんとヤマダくんなのであります。
ある日風呂あがりに、こいつらをやっていると、音楽好きの友人から電話がありました。彼もすでに泡をやっているようで「ヨカトコイガ デケタドゥ。ウトデ キッケコンケ。ショチュモ アイヨ。」とのこと。直訳すると「以前建築関連会社だったあの事務所が改装され、ライブハウス風のスペースになった。今度バンドで演奏するから来ないか。音楽を聴きながら酒も飲めるぞ!」となります。
指定された日曜の夕方、うちの本社工場からほど近いところにあるそのスタジオへ。
かなり派手めなおねぇちゃんが横たわる看板には、
「きもつき 街の音楽室 Music Bar & Live House」とあります。つまり、学校の音楽室のように好きな人々が練習できるスペースで、たまにはそんな仲間たちの音楽を聴きながら飲んだり歌ったりするところということでしょうか。なんだかわくわくしながら中に入りました。
すでに、会場は盛り上がっていました。アコースティックな楽曲が演奏される中、50席ほどある客席では、ちょっとお酒がきいているのか意気投合の様子のおじさんたちや、ファンとおぼしき曲に聞き入るお姉さんたちが、普段は見せることない実にいい顔をしています。やはりライブですなぁ。M田も300円で買ったビールを片手に残り少ない客席を探して滑り込むことに。
次は演歌も交えて演奏するグループが登場。その演奏は、観客も思わず話をやめて聞き入るほど。
この時、N崎くんから肩を叩かれびっくり。彼はこのバンドのメンバーをよく知っていて、ビールを飲みながら裏話をいろいろ聞かせてくれました。このバンドのベースをやっているのが、私の年上の友人で、あの「吾亦紅」をしみじみと歌ってくれたのです。古希を迎える彼のしゃがれた声からは、深く温かい思いが伝わってきました。
最後にオーナーの有馬さんとお話しをすることができました。
実は有馬さん自身もプレーヤーでスタジオを作りたいと思っていたそうで、この春に今までの仕事がひと区切りつき、事務所を改装することに。6月にこのスペースができあがり、音楽仲間に声をかけ、7月から本格的にそれぞれのバンドがライブをするようになったとのことです。
本当に、ヨカトコイガデケタど。ありがとうございます。次のライブも楽しみ。
(次は秋の海かな M田)
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守屋俊藏 (土曜日, 18 8月 2018 17:37)
肝付を離れていますが、どけでけたのな。