こんにちは。建設部の中野です。
平成31年1月21日と22日の2日間、一般財団法人日本建築センター主催のBCJ技術セミナー『構造設計シリーズ/木造編(基礎Ⅱコース)』に参加してきました。
(昨年7月に同セミナーの基礎Ⅰコースに参加したときのブログはこちら)
この研修は、中大規模木造の構造設計を行うための講義と演習に取り組むセミナーで、大断面集成材ラーメン構造による3階建ての事務所ビルの構造設計について、実践的な演習を行いました。
1日目は、東京都市大学の大橋教授、(株)山田憲明構造設計事務所の山田様に教えていただきました。中規模木造を設計するにあたって、計画の段階で考慮しなければならないことから、構造設計の概要、材料の決定、荷重・外力条件を決定してからの仮定断面の決定までを行いました。
2日目は、東京電機大学の朝川准教授、(株)日建設計の瀧口様に教えていただきました。1日目の続き、応力解析をする際の入力する数値の変換から、断面検討までを主に行いました。
2日間にわたって中大規模木造の構造設計の流れを学んでみて、建物を木造にするときには計画の段階から考慮するべきことがたくさんあって、応力解析する際には数値の置き換えが重要になってくることを改めて実感しました。実際に計算をしてみて、特に、計算過程で必要な数値を前の計算からひろってくることの大変さがわかりました。(いろんな計算をしていく中で複雑になっていくので…)総合して、もっと勉強しないといけないと感じた2日間でした。
講習が終わったあと、東京の建築を何か見に行こうと思いましたが、寒すぎてあまり遠くまで行く元気が無く、東京駅周辺を見に行きました。東京駅はもちろん、駅周辺に立ち並ぶ建物も駅に使われている煉瓦を引き立たせていてとても綺麗でした。
(建設部 中野)