コロナウイルスの緊急事態宣言が日本全国を対象として出されました。もちろんこちら大隅半島も例外ではありませんが、ありがたいことに現段階では、会社には通常出勤できています。
けれども問題はお休みの日。
街にもいけず、山にもいけず、妻にも愚痴の多さにも負けぬ丈夫な心を持ち、いつも静かに笑っている、こともなかなか続くものではありません。
そこで、今回は自宅の窓から外を覗いてみることにしました。
外を覗くというと刑事に追い詰められた犯罪者のようで何かしらうしろめたい感がありますが、そうなるにはそうなるだけの理由があるんです。相手に気付かれてはまずいんです。逃げちゃうんです。
カーテン越しの窓の外、ちょいとした木もあるが、手入れの行き届かない庭に、取ってつけたような小さな水場がしつらえてある。シチュエーションはこれだけです。
ある日曜日のこと。まずこの水場に現れたのはキジバト。ひとっぷろ浴びていきました。
水場は鳥たちにとっては体や羽根を清潔に保つためのいわば銭湯。
「浴来てくれます。」(byヒゲジイ:NHKダーウィンが来た)
つぎに喉カラッカラのヒヨドリが水をチュウチュウ?
くちばしを水に突っ込んでかなり大胆に吸っているように見えますが、ヒヨドリをはじめ一般的な鳥の仲間は、チュウチュウできないそうなんです。水をいったん口にためて上を向いて飲み下すといわれています。あとから来たムクドリもくちばしを水につけた後上を向いてゴックンしているようでした。
ただ、ハトの仲間はチュウチュウ吸えるみたいです。なんでかはわかりませんが。
さらに、カーテンに隠れてじっと待っていると、珍しいお客が現れました。シメです。
からだに似合わない太いくちばしと目の下の隈によって、かなり陰険な表情に見えます。硬い木の実や草の実を主食にしているスズメより少し大きめの小鳥です。はじめてこの庭に来てくれました。
この日、ほかにもいろいろな鳥や昆虫がこの水場のまわりにやってきて、隠れて覗いている変なおじさんの目を楽しませてくれました。
ぶらりもいいけど、家にいてこそわかる良さもあるものだと思うM田です。みなさま楽しみは身近にありますぞ。くれぐれも STAY HOMEで。
(M田)