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★【シリーズ】バイオマスについて(10) 代表取締役 佐々木幸久
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薪
また新しい薪が届きました。去年購入した会社の隣接地を、最近一部造成した際に伐った樹木です。これは自分で切る必要が有るのですが、さて一番都合の良い長さというのはどれくらいなんだろう?何か規格とか有るんだっけ?
先月号で述べたTさんから戴いた薪の長さは、大体30~50cmでした。この長さは、私が使っている暖炉では特に問題ありません。
薪を切るとき私たちの感覚は、特に長さに何かの基準や規定もなく、だいたいTさんと共通していると思います。大体40±10cmという感覚ですね。つまり適当に切っています。
我が国でも昔は薪の流通が結構あって、山佐木材でも製材の背板(スギ)を短く切って枠に詰め売っていました。結構売れていたようです。工場で年配の女性従業員が横切り機で切っていました。恐らく2mの背板を五つ切りにしていたものか。見た目に木製枠に詰めた薪(はえぎ=椪)の木口はきちんとそろっていましたから、長さとしては40±1~2cmくらいだったのでしょうか。
ところでチバ社のカタログには、薪の長さが規格として明示してあり、33/25cmと書いてあります。つまり29±4cmということです。比較的短いですね。特に確認したわけではありませんが、チバ社の展示場などに置いてある薪を見て、長さのみならず、径や乾燥レベルにも基準があるのかもしれないと思いました。
結構な値段がしていて、今決めかねているところですが、そういうことから新着の薪については、チバ社の指定長さ30cm前後で切ることにしました。
薪小屋を作る
雨の降らない休日のたびに薪割り機で割っていたら、薪を置く場所が足りなくなりました。そこで薪小屋を作ることにしました。
榎原専務にお願いして、建設チームのベテラン大工である海江田さんの時間が取れそうな合間に作ってもらいました。以下のような寸法の堂々たるものです。
広葉樹は昆虫が好きですぐ住みつくのですが、シロアリも好むためこの薪小屋がとんだ誘蟻装置になって、我が家がシロアリの巣窟になる恐れもあります。村田部長にお願いしてこの小屋にホウ酸処理をしてもらいました。
(代表取締役 佐々木幸久)