メールマガジン第10号>役員挨拶

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★役員からのメッセージ  取締役製造部長 村田 忠
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台風8号鹿児島に上陸

このたびの台風8号上陸に際して、たくさんの方々からのご心配をいただき心より感謝申し上げます。

全国各地においても大雨や洪水の被害が起こっております。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。 

7月にしては、最大級の大きさの台風とのことで不安でしたが、勢力が衰えての上陸で被害もなくホッとしております。工場のある大隅地方には、このところ大きな台風が来ておらず、次の台風で飛ばされても仕方ないと思いつつ建てた掘っ立ての倉庫が6年目を迎え、今なお活躍しておりますので、この間大きな台風が直撃していないことになります。

気象庁の資料によると、昨年の台風発生数は31回で直近10数年の中では一番多い発生回数だったようです。そのうち上陸したのは2回とのことです。うち1回(17号)は鹿児島県指宿市付近に上陸していましたが、大隅半島までの影響は大きくはありませんでした。上陸回数をみても、鹿児島県37回、次いで高知県24回、和歌山県22回とダントツで鹿児島県は多いようです。特に今年は、まだまだ来るという心構えで台風に備えておかなくてはなりません。

 

弊社では、毎月1日に社員全員が集まって全体朝礼を実施しております。そのときに、仕事の心がまえについてまとめた十か条の唱和も行います。

その十には「何が起こるかわからない。非常時に備えよう地震、雷、火事、噴火」という文言があります。特に今期のように、例年になく夏を前にして活況を呈する生産現場では、あらゆる災害を想定して、被害を最小限に食い止め、お客様にご迷惑をおかけすることのないように稼動させなければなりません。これから、発生回数が多くなる台風についても、さまざまな視点から起こりうるリスクを想定して、対処の仕方を考えておく必要があります。

近頃の全国各地の災害状況をみると、竜巻や土石流の発生、ひょうが降るなど想定外の災害も発生しています。突発的なものが多いので、各自が天候の変化などに敏感になり引き起こされるリスクを予知して、正しい知識のもとに先手をうつことが必要と言えます。そのためには、安全工学をしっかりと勉強しておくことも重要になるでしょう。自然災害は、直接は自然現象によってもたらされるとしても、人為的な要因によって被害が大きく左右することを肝に銘じておかなくてはなりません。


台風に備えて、開口の大きい工場入り口には、グリーン材を並べて風雨の進入を防ぎます。

 

増産体制に向けて

おかげをもちまして、今期は新年度(5月)から繁忙を迎えており、大変良い1四半期を迎えられそうです。年内はかなりの仕事量が見込める状況にあり、製材、集成材部門では2シフト化し増産体制で乗り切る必要があります。そのためには、人員の確保が急務となりますが、その確保に大変苦戦している状態です。

半年ほど前から求人を出しておりますがなかなか応募がありません。採用しても、初日から来ない人、1週間ももたない人が大変多いように感じます。徐々に募集賃金の上昇が目につくようになってきており、あらゆる業種でコストに跳ね返ってくるのではと懸念しております。

報道では、大手飲食チェーンなどでさえ、人手不足により、閉店を余儀なくされるなど深刻な状況にあります。建設関係、介護福祉関係においても人手不足と賃金上昇の問題に直面している会社が多いようです。原因は地域性もあり、異なるかもしれませんが、当社も同じような人手不足の問題に直面しているわけです。将来的には、さらに深刻になることが想定される問題だけに、早急に効果的な対策をうち、この7月には決着をつけ増産体制を構築したいと思っております。

最近では、「CLT」や「SAMURAI」などでテレビや新聞に取り上げられることも多くなって参りました。

「面白いことをやっているね」という反響はいただきますが、求人活動には結びついていないようです。一緒に働きたいという方がもう少しいてくれても良いのではとも思いますが・・・。

僕たちと一緒に働きませんか!
僕たちと一緒に働きませんか!

これまで以上に社員一同がいきいきと誇りをもって働くことが会社の魅力を伝える一番の方法であり、この地域での一番の求人活動とも思っております。 

本メルマガでは、これからも山佐木材の最新情報をいきいきと発信して参りたいと思っております。今後ともお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

(取締役製造部長 村田 忠)