連日の暑さで少々バテ気味の釣り部さん。今月は3年前の夏の映像から、K松さんT口田さんのドタバタ師弟コンビによるハプニングだらけの思い出釣行記をお届けします。


真夏の怪物に挑め! / 鹿児島県地磯編

釣行データ

釣行日:2021年8月

釣行エリア:鹿児島県地磯

釣果:シイラ


(動画)※音量注意


(画像)※クリックで拡大


【T口田コメント】

 今回は2021年の懐かしい映像を新たにリメイクしてみました。この日の僕は転んだだけの内容で何ともお恥ずかしい限りですが、この失敗が教訓となって足元には一層慎重に気を付ける習慣が身に付きました。

 K松さんが釣り開始15分早々でビッグな釣果をあげ『流石は師匠』と驚いたのは記憶にまだ新しいところです。

 釣れたシイラを後日K松さんがお裾分けくださり、家族で美味しくいただきました。こちら鹿児島では普段店頭で流通する様を目する機会があまり無い気がしますが、食べてびっくり。シイラは非常に良質の白身魚なのです。刺し身・フライ・フィッシュアンドチップスなどなど、和洋を問わず最高に美味。特にフィッシュアンドチップスはおつまみにもピッタリ!さくっと揚がりサクサクでホクホクの身は、きめ細かな身質で熱を通しても硬く締まりません。お味はジューシーで甘味が有り、きっとシイラサンドやバーガーにしても美味しいことでしょう。この日以来僕の中でのイチ推しお魚さんの座を射止めました。

 また久しぶりにシイラを釣りに行きたいですね、K松さん^^(T口田)

 

※ご注意※(後日追記)

 ウィキペディア等を見ますと、暖かい海の表層に生息するシイラの体表には毒(腸炎ビブリオ菌や表皮粘液毒)を有するとされる説が有り、人によって多量に食べた場合は吐き気や下痢などの症状を催す恐れも有るようですので、念のため注意喚起いたします。

 ただ、「腸炎ビブリオ」はシイラだけが特別持っているという訳ではなく、海水魚はすべて腸炎ビブリオ食中毒になる可能性があるそうです。また、「腸炎ビブリオ」は真水の中では生きていけない細菌で、生食時には下ごしらえ用まな板と仕上げ用まな板を別にし、良く水で洗ってやる事で予防できるそうです。

 適切に処理を行い美味しくいただきましょう。


【K松コメント】

 夏の間は暑すぎて海の釣りには全然行っておりませんでした。夏の某隅半島の磯ではシイラが良く釣れます。シイラは最近になって評価が高まってきているように思います。元々ハワイや日本の相模湾等で船から狙うのが人気の魚だったと思いますが、磯から狙う釣りの対象魚としては何となく評価を低く設定されている雰囲気がありました。理由はおそらく遭遇率が高く希少性という意味で有難味がうすいこと、ハガツオやスマのように美味しい魚であるという認識が一般化していないこと、等がありそうです。実際ペンペンと呼ばれる小さな個体が無数に釣れる時やまだ脂がのってなさそうなそこそこサイズでも釣れると激しく暴れて岩にぶつけて死にやすい魚なので扱いに困ることはあります。

 映像のシイラは3年前ですが110㎝台のメスでした。けっこう引きが強くて根にも擦られました。佐多方面でシイラを掛けると遠くにいるサメ達が気付くようで、シイラがHitした瞬間離れたところでサメの気分が上がって?ジャンプするといった現象を見ることがあります。時間が掛かるとサメが寄ってきてしまうのでゆっくりやり取りをするのは不安でしたが無事ずり上げられました。元気ならリリースしたのですがぐったりしたので持ち帰りました。脂がのっていて刺身、カルパッチョ、ステーキ風等、生でも焼いてもとても美味しかったです。近年は魚フライならシイラが最高といった評価を目にすることがありますがあながち間違いではないのでしょう。

 映像を見ると私が磯に着いたのが18時半頃でしょうか?実釣は1時間もやっていないことになります。(家を出たのが17時前ってこと?)もう少し早く来なければいけませんね。T口田さん遅くなりすみませんでした。取り込みのサポートもありがとうございました。(K松)