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★【シリーズ】CLT(Cross Laminated Timber)(24)
CLTに関連する行事が目白押しです
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CLTパネル工法 告示解説書講習会が開催されます
平成28年3月31日と4月1日に「CLTパネル工法」関連告示が施行され、いよいよCLTが一般的に設計できるようになりました。しかし、まだ官報の内容しか公表されておらず、それだけでは理解も難しいかとも思われます。(一社)日本CLT協会では、(公財)日本住宅・木材技術センターと共同で告示解説本を作成しており、その説明講習会が計画されていましたが6月2日の13時より募集を開始しています。(リンク)
おそらくこのメルマガが発信される頃(というより原稿を書いている今にも)定員に達しそうだという話も聞こえてきました。
さて皆様は、申し込まれたでしょうか?
山佐木材からは、私塩崎と取締役CLT部長の村田が、参加する予定です。
この3回以降も協会が開催をすると思われますので、今回申し込みが、間に合わなかった方はそちらに参加されては、いかがでしょうか。
この告示解説本を入手したら、内容の猛勉強をして理解した上でご要望があれば、山佐木材株式会社としても説明など対応していきたいと考えています。
日本CLT協会「技術報告2016」が開催されました
平成28年5月30日 14:00~17:30 東京浅草橋ヒューリックホールにおいて大勢の参加者に来ていただき盛会の下開催されました。日本CLT協会が法人化してから、協会内に12のWGを立ち上げた内、技術系の9のWGの2年間の検討内容が発表されました。
先に、「CLTパネル工法」の告示が施行されて法的には、建設が可能になったとは言え、材料・接合・施工・防火・音などの建設に必要な内容についての情報や仕様が判らなければ、建築は出来ません。
そうしたことからか、会場には机が足りなくなり椅子だけ・立ち聞きまでの多くの方が参加されました。
山佐木材からは、製造加工WGで村田部長が、
施行技術合理化WGでは私が報告をさせていただきました。
全9WGの発表と一緒に日本CLT協会で認定を取得した「低層CLT構造システム」という一般認定の報告もされ、それらの報告内容は当日資料として配布されましたが、行かれなかった方は、協会のHP※からダウンロードできますので是非ご覧下さい。
※ただ協会会員専用ページからですが・・・
CLT床耐火2時間構造認定の取得
昨年度はいろいろな事業を行ってきましたが、そのひとつである「CLT床耐火2時間構造」の評定に向けた作業がひとつの大きな目標でした。性能評価試験に合格し、委員会での承認をいただき、4月4日国土交通省に申請書を受理いただき、正式に平成28年5月24日付の認定書をいただきました。
まずは一段落という感じです。
実現に向けてはまだ課題がありますが、まずはこの認定が無いと何も始まりません。第1号物件の工程も聞いていたので 間に合うかな~と心配していたのですが、ア~間に合ってよかった・・というのが現在の心境です。
当認定取得に際しては、林野庁委託事業での確認試験を基としております。当委託事業に関わっていただいた行政・研究者の方々、また申請側において試験体製作や試験実施いただいた方々には、紙面を借りて改めて御礼を申し上げます。後日、第1号物件の詳細が判りましたらお知らせさせていただきます。
最後に、私が試験等に注力出来たのは、大分県から研修にきていた西胤さんが、当認定取得に向けた補助事業の経費に関する県担当者との難解(笑)な交渉を全て担当していただいたお陰だと感じています。西胤さんにも改めて御礼申し上げます。
今年度も山佐木材は、林野庁委託事業を受託しました。
今年度は一般的な鉄骨構造での取り合い部分等の標準仕様等についての検討をすすめる予定です。
常務取締役技術本部長 塩﨑 征男