前回、製材部の広い丸太置き場を探訪した(さまよった)みすず&あかね。
今回は、前回紹介しきれなかった製材工場の本丸に挑みます。
おそるおそる製材工場の休憩所へ行くと、そこにちょうど製材部の紅一点、ギャングソーオペレーターの里香さん!
「せ、製材工場を案内してもらっていいですか!!」
有無を言わさぬ勢いで、これから仕事の里香さんをつかまえて説明してもらっていました。その姿勢大事だと思います。
・ツインバンドソー
中央にセットされた丸太を左右にある帯ノコで、
両サイド左右対称に同じ厚みで丸太をカットできる機械
・キャンター
ギャングソーの手前にある機械で、
ツインバンドソーから送られたきた
材料の丸みのある部分をチップに削る機械
・ギャングソー
ノコが、たくさん並んでいて1度に何枚もの板材を製造することができる機械
製品にならない木材は最終的に砕かれてチップとなります。
チップには生チップ・乾燥チップ・調整チップの3種類があります。
乾燥チップ:ボイラーで乾燥させているチップ
生チップ:砕かれたままのチップ
調整チップ:生チップと乾燥チップを混ぜ合わせたチップ
チップの活用方法
①製紙会社で加工されてティッシュペーパー等の
紙製品になります。
②温泉施設で燃料として利用されています。
のこくずはのこで木材を切るときに出るくずです。
のこくずの活用方法
のこくずは肝付町内外の畜産家の方々に販売しております。
製品になれない木材等は廃棄されると思っておりましたが、チップやのこくずとして活用されていることを知り、丸太は廃棄するところがないと思いました。製材工場では製品だけではなく、副産物が発生し、丸太を最大限に無駄なく活用していると感じました。
丸太から板材になっていくまでの工程を見ましたが、普段見ることのできない丸太からの加工だったので
とても興味をもち、もっと製造のことについて知りたいと思いました。
2号続けて製材工場を探訪しました。
製材工場を案内して頂いた森田さん、機械を説明して頂いたりかさんありがとうございました。
次回はどこを指差し、どこを探訪するのかお楽しみに!
(みすず&あかね)