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★兵庫県宍粟(しそう)地域へ行ってきました
林業、製材、バイオマス三位一体の経営を学ぶ(バイオマス編)
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伐採現場を見たあと、(株)バイオマスエネルギー様の生産現場へ。
ここで自ら機械を操作してチップを生産する八木数也社長にお会いしました。
相変わらず元気な八木社長。(聞いている方が暑くてバテています)
移動式の破砕機(メガ) 慣れると最終的には80cmの丸太まで入れることができるそうです
メガよりも更に大型の破砕機(アクスター) その能力に驚きます
この(株)バイオマスエネルギーという会社は、まだ設立2年ほど。この2年で高性能の破砕機2台を償却するほど利益が出ているそうです。利益を株主で共有する仕組み、自分たちでいかに稼働率を上げるかが鍵のようです。
(感想)
この施設では製材工場で利用出来ない原木や、バチ有り材などを粉砕してバイオマス発電の燃料として販売されていました。
まず、工場入り口に移動式の粉砕機があり、この機械も十分大きかったのですが、奥にはさらに大きな粉砕機がありました。やはりここでも機械のスケールの大きさに驚かされました。この機械の能力もすごく、丸太径が50cm近くある丸太でも問題なくどんどん砕くところを八木社長自ら実演していただきました。
今まではこのような材の利用価値が無く、安値で販売されるか、山に置き去りになっていたと思います。これからバイオマス発電の燃料として、また違った利用価値が出てくるのだと思います。(山佐木材(株)製材部 森田)
最精鋭の大型切削機・破砕機を2台導入し、大量の木質バイオマス燃料を生産している。主として未利用材が原料になるが、材料の確保の仕方や運搬なども効率よく行い、通常なら原木の余る部分なども最大限活用し、余すことなく生産し売上へ繋げていた。((協)きもつき木材高次加工センター 笹原)
今回の視察で感じたこと
1. 八木社長が元気である
2. 各現場多くの条件で効率の良い方法を専務、番頭さんを中心にいつも追求している
3. いまも伐倒作業の従業員が走っている
4. 10分というみんなで取る(機械を止めるような)長い休みはなくの作業の合間の小休憩で8時間みっちり作業を行っている。
5. 粉砕機が能力を最大に発揮している。
6. 未利用のチップの販売先の選定(ストーリーが良い)シンプルである。
7. 行動決断に情意がこもっている。血が通っている。
8. 少数精鋭
9. やって解決できることはすぐにやってしまい解決している。
10. こうすれば売れ続ける、こうすれば誰も文句はいわないと布石をおいている。
11. 人はなかなか続かない、言うことを聞かない
12. 数字を作るとはこういうことかなと感じた。
(山佐木材(株)製材部 延時)
夜は宍粟市内の「田舎亭」様で懇親会でした。
八木木材様、兵庫木材センター様からも、たくさんご参加いただいて賑やかな会になりました。
遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
製材編&八木社長の講演につづく