今回二人が指差したのは、山佐木材工場配置図の一番奥に記載されている「協同組合きもつき木材高次加工センター」エリア。私達は日頃「加工センター」と呼んでいますが、山佐木材と同じ敷地にあり、製材した柱、梁、桁などを、乾燥、仕上げ、出荷しています。防腐のためのホウ酸塩注入や木屑ボイラーも加工センターの管轄です。
ここも色々と紹介すれば長くなるので、今回は加工工場のあたりを探訪することにしたようです。
第4回目は、山佐木材の工場の敷地内にある協同組合きもつき木材高次加工センターの加工工場を探訪しました。
加工工場では7人が作業しております。元々倉庫として使用されていましたが、モルダー2台・結束機1台を入れております。建築に使用される構造材・羽柄材・造作材のうち加工工場では、間柱・根太・垂木などの羽柄材、廻り縁などの造作材、その他特殊な板材の加工を主に、30~40種類を取り扱っております。
主に羽柄材を扱っている。
IIDA モルダー 日本製
2台のうち1台には投入口に含水率計測機がついており、選別します。
含水率が基準値より低い材は加工します。
ヴァイニッヒ モルダー ドイツ製
高速回転する複数のカッター軸により,木材の四面を同時に切削する木工機械。
造作材、特殊な板材を加工している。
29年間使用している機械。
結束機
野縁等を一束=6本等で結束して梱包する。
荒材は乾燥により縮んだり、モルダーで削ったりすることを加味して少し大きめの寸法になっております。
製材寸法は52×135ですが、乾燥しモルダー加工といった工程を経て45×120となります。
特殊な板材を加工していることにとても驚き、関心をもちました。
機械の説明もおもしろくわかりやすくしていただき楽しかったです。
含水率が基準を超える材や曲がった材の加工はしないとのことで、質の高い製品作りがなされていると思いました。
加工センター所長笹原さん、おもしろく楽しく工場案内していただきありがとうございました。
加工センター事務所を指さしたら認証かごしま材について説明してくださるということで楽しみにしています。
次回はどこを指差し、どこを探訪するのかお楽しみに!
(みすず&あかね)