メールマガジン第39号>役員挨拶

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★役員からのメッセージ            専務取締役  榎原 久夫

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今年もあと15日

 早いもので、今年も残りあと15日となりました。こどもの頃は、1年が長く感じて正月が来るのを(特にお年玉を)楽しみにしていたものですが、年をとる毎に1年が短く感じるこの頃です。

 今年は例年と比べて少し現場が遅れ気味です。7月の参議院選挙のためか、全国各地で起きた災害の影響なのでしょうか。弊社の仕事も12月から1月にかけて建て方の現場が集中しており、工程通りに進むように社員一同で力を合わせ取り組んでいます。これが年間通して平均的に仕事が受注出来るようであれば良いのですが、毎年この時期は工程表とにらめっこの日々です。

 気持ちに余裕が無くなると、普段では起きないようなミスが出てしまいがちです。年末に向けて気を引締めて仕事に取り組み、無事故、無災害で社員一同笑顔で新年を迎えられるように頑張りたいと思います。 

 

熊本地震

 4月に熊本で地震による大災害が発生しましたが、その半年過ぎた10月に被害の大きかった益城町を見る機会がありました。

 熊本市内から車を走らせていくと、ブルーシートに覆われた屋根、道路はまだうねった状態のままのところも多く、電柱も傾いたまま、益城町役場に近づくにつれてRC建物、木造住宅の解体をしている所が多く見られれました。

 木造住宅を解体している一角で60代~70代の御夫婦だと思いますが、寂しそうに昔の思い出の品を整理されているところを見ました。たぶん地震で崩れて解体業者が入らないと取り出せないものだったのだろうと思います。その姿を見て、(骨組みの材料の品質が、悪くて崩壊した建物はないかとは思いますが)弊社は住宅の骨組みとなる、集成材、一般材製材品の材料を取り扱うものの責任として品質管理された材料をこれからも供給していく事を、再認識いたしました。  


 益城町近辺 6/8営業本部撮影

被害が大きかった地区では、倒壊した家屋の解体作業が現在も続いています

 

来年度に向けて

 ここ3ヶ月程、前にも増してCLTのお問い合わせが多くなり、CLTを使用して建築される建物も増えてきました。来年度はさらに多くの建築物に使われるのではないかと思われます。弊社も設備の更新を検討中でありますが、製造能力、加工能力を向上させ、お客様のご期待に少しでも応えられるようにしていきたいと考えております。

 ある誌に、「少し頭を使って努力して、当たり前に着実にやれ」という事が、書かれていました。当たり前のことを軽く見ず、一生懸命取り組んで、どんな仕事でも躊躇なく挑戦出来るように力をつけていきたいものだと思います。

 今後共、ご指導をよろしくお願い申し上げます。 

(専務取締役 榎原 久夫)