メールマガジン第39号>欧州視察

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★【出張報告】 欧州視察(1) まずオーストリア・ウィーンへ

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 塩﨑常務から、「今月号辺り(若い方の)M田部長の出張報告が掲載されるのでしょうか?」と振りをいただき、薄れゆく記憶の中から、まず視察の初日。

 

 今回の出張は、オーストリアへは、林業現場、CLT工場の見学、イタリアへは、CLT用のCNCパネル加工機の選定のためでした。 初日は、日曜日ということもあり、オーストリアの木造事例の見学です。

 私と塩﨑常務を含めて9名の一行、レンタカー2台に分乗していざ出発です。前方車の「ROYCE’」の土産袋を目印に追走、私はというと後部座席でゆっくりと町並みを見学。

 

北海道からの参加者が持っていた「ROYCE’」を目印に


 

 まずは、ウィーン市内にあるドナウ運河にかかる木橋です。

市街地の緑の中にかかる佇まいはとても美しいです。いたるところに「落書き」があり残念です、木材的には保護されてベターでしょうが。ところどころ色ムラがあるのは、落書き部分を塗装した跡のようです。

 

 

 主桁にはしっかりと覆いがされていました。カバープレートはCLTでした。

 

 こちらの集合住宅は、RC造の外壁被覆材に木材が使用されているものです。

 

 ↓ たしか、学生寮だったと思いますが、斬新な色使いというか・・

 よく考えると欧州の木工機械類の色使いもこんなところがあります。

 

 こちらは、CLTの事例紹介でよくみかける低所得者向け賃貸住宅です。デザインで3タイプ、各タイプ3棟ほどがまとまって建っていました。


 

 その隣、同じ一角にRCで同じような建物が建設中でした。ここまでやって、なんでRCなの?と思ってしまいますが、発注者の意図まではわかりません。もちろん、CLT一色になるわけもなく、様々な構造とのコストや価値の比較を繰り返しながら洗練されていくものだと思います。

 

頑張れ、CLT! やるぞ、CLT!!

次回、(気が向いたら)工場見学レポートを掲載します。

(CLT部長 村田 忠)