メールマガジン第44号>役員挨拶

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★役員からのメッセージ    常務取締役  塩﨑 征男

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山佐木材株式会社に入社して3年が経とうとしています 

 あっと言う間の3年間でした。3年間を振り返ると最大の出来事は、2月号~3月号に自虐ネタとして書きましたが、入院かもしれません。このように、仕事ではなく私事が、最大の思い出となっている訳で・・果たして山佐木材(株)に受け入れていただいて、その恩返しが出来ているのか? 自問自答しているこの頃です。

 

 仕事だけでなく、何事にも節目というものがあると思っています。

 私の場合には、やはり職場を移った時、会社を変った時が、一つ一つの節目となっているようです。最初に入った会社においても出向なども含めると職場が6度変わりました。その会社の退社後も、会社を3度変りました。その都度、生活の場、職場も変わった訳ですが、今思い返してみると幸いなことに最初に入社した会社での初めての移動以降、約30年間、基本業務として「木構造」は変わっていません。それこそ北は、北海道から南は鹿児島までで勤務ができたこと、どの職場、住んだ場所にも懐かしい思い出が、一杯です。幸せなそして運のよい仕事人生であった気がします。

 しかし、先に書いた入院も、今までは、ガムシャラにやって来たのですが、歳もとり、もうあまり無理は、出来ないのだという一つの節目なのかもしれません。

 

 「物を作る(建物を建てる)」という仕事は、なかなか良いもので、今も出張などの途中には、以前関わった建物の近くを通る時には、立寄りを続けています。立寄る毎にその建物の施工においての辛かったことや苦労した事が、今では楽しかった思い出に変っていることに驚いたりもしています。

 設計・施工の担当に限らず、製造担当であっても、自分たちが苦労して製造した製品が、どのように使われているのか?を見て回ることで自分の仕事に誇りを持てるのではないかとも思います。

 

 働くのであれば、楽しく・やりがいを感じる方が、よいのは当たり前です。待っていても回りが何とかしてくれるものでもなく、やはり自分から何かを始めることが大事です。

 私の信条は、受動的ではなく能動的に、そしてnegativeではなくpositiveに、としています。

 

 

 4つの会社で働かせていただいた訳ですが、各々の会社においていろいろな建物に携わってきました。デザイン、構造の素晴らしい物などたくさんありましたが、規模が大きかった仕事に限って思い出してみると

 

 

最初の会社で担当させていただいた建物で、昭和60年頃だったと思います。まだ30歳にもなっていなかった頃、木造3階建、4,500m2 別棟にはなっていますが、当時では、最大級の木造でした。

若さと怖いもの知らずでガムシャラにやっていた気がします。

 

 

 

二番目の会社で携わった仕事です。

会社のある市の市立体育館です。この時には、3カ月程度の工事期間中、同僚の若い(?)担当者を現場に張り付け、私自身は、節目・節目に顔を出す程度でしたが、大空間の施工は、たいへん興奮した思い出があります。

 

 

 

 

 

3番目に勤務した会社での施工物件です。

この物件でも営業やら統括を担当していましたが、

施工は、若い担当者がついてくれて無事終わらせることができました。この施工中に東日本大震災が発生し、手当していた資材(合板)が流されてしまい、入手に苦労した思い出もあります。

 

 

 

 

さて 4番目(最後と思いますが)の山佐木材で担当する最大規模物件は・・・?

 

規模が大きい物件では、

① 材料も多い⇒ 製造工程、他物件への影響

② 期間が長い⇒ 費用、人員確保

③ 金額も大きい ⇒ 事前原料手配も必要

 

などの問題があります。物件名は書きませんが、5月1日の新年度方針発表会において佐々木社長の話にもありましたが、計画段階・契約前ではありますが、山佐木材にとって今までにない最大規模の物件が控えています。

 

 2番目の会社も山佐木材同様の製造工場でしたが、写真の体育館を受注するにあたり必要な量、製造期間、施工期間 どれをとっても そのままでは、とても無理な状況であったのですが、製造担当、加工・施工担当や総務までが、知恵を出し合い完遂した思い出があります。

 絶対的に無理な数量や期間でも「頑張れば出来る」ということではなく、最良の結果となるように努力することが、大切です。全社員一丸となって取り組まなければならないという今年度になりそうな予感がします。

 

私自身、まだ万全な体調ではないのですが、可能な限りの努力はする所存です。 

(常務取締役 塩﨑 征男)