メールマガジン第48号>工場探訪

 今回はあみだくじで本社工場を当てました。

 製材工場と同じく延時課長に案内していただきました。



本社工場について

本社工場はその呼び名の通り昔、本社があったところです。

現在は製材部5名が本社工場で作業しております。

鋸の目立てをおこなっております。

本社工場では34㎝よりも大きい丸太や長さ3m~7mまでを挽くことができます。

他にもCLTや集成材のラミナの天乾場となっています

 



目立て室

 ツインソーや横バンドソーで使用し、摩耗した帯のこの目立てを行います。

 人には見えない摩耗があります。

 下住工場、本社工場を合わせて40~50枚の鋸の目立てを一人で作業しています。

 折れ曲がったり、膨れたり、汚れたりした鋸を研磨やたたいて戻します。

 


帯鋸の出来により、のこくずのはけの良し悪しや帯鋸がまっすぐ入るかどうかが変わるとのことです。帯鋸が悪いとまっすぐ行かず、波をうってしまうそうです。大きい丸太や水分量やヒノキは扱いづらく帯鋸の摩耗が早いです。


本社工場にある機械

 ・第一台車

丸太を切り製品にする機戒。製品を作る際に出た残りの材料は、ラミナや桟になります。

材料がとれないような皮くずなどは薪として使われます。



製品とはなれなかった材

のこくず・皮くずはきもつき木材高次加工センターのボイラーの燃料となります。仕入れた丸太は捨てることなくすべて活用され捨てるところは一切ありません。


本社工場を見てみて

 目立てを見るのは初めてでとても関心を持ちました。

また目立てでの曲がり具合などで切れ方や刃の材料への入り方が違ってきてしまうことも驚きました。

 

 自社で鋸の手入れをしていることを初めて知りました。そして鋸の摩耗が想像していたよりも短い期間で進むのだなと思いました。

 

 延時課長、案内ありがとうございました。

 

次回はどこを指差し、どこを探訪するのかお楽しみに!

(みすず&あかね)