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★【社長連載】 Woodistのつぶやき(30)
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11月は社外の業務が重なった。以下7件も、である。
1.県木連、肝属木事協の下地島空港工事視察(沖縄県宮古島市)
2.「九州地区森林技術者講習会」にて講演(鹿児島市)
3.「有徳塾」で話題提供(鹿児島市)
4.日本木材学会九州支部大会出席(福岡県九大学研都市)
5.長崎県林業公社経営会議に出席(長崎市)
6.林野庁「林業及び木材産業における働き方改革に関する検討会」(東京)
7.林野庁「中大規模木造建築物の担い手の確保・育成育成に向けた資格・研修制度検討委員会」(東京)
内容を簡略に紹介する。
1.県木連、肝属木事協の下地島空港工事視察(11月5~7日)
メルマガ62号 役員挨拶参照
2.「九州地区森林技術者講習会」にて講演(11月9日)
(一社)森林・自然環境技術者教育会と(公社)日本技術士会九州本部との共催。内容については鹿児島支部井内祥人氏より投稿を戴いているので、そちらを参照して欲しい。(→リンク)
3.「有徳塾」で話題提供(11月14日)
川勝平太静岡県知事をお迎えしての第28回「有徳塾」にて、木材利用、林業の話題提供をせよと、高校時代以来の畏友大野達郎君(元南日本新聞)から指令が出た。
「有徳塾は平成13年12月設立、「富国有徳」を提唱する川勝平太氏の海洋史観に学び、 鹿児島(薩摩)の地域学及び地域の自立を考える勉強会です。川勝氏とともに新しい地域の生き方、将来への視点を見出そうとするものです。」同塾ホームページより
(有徳塾のホームページ http://www.yutokujuku.com/about.html)
当時m国際日本文化研究センター教授だった川勝先生が知事になられてからも多忙を押してこの勉強会には参加され、現在に至っているとのこと。
私の問題提起に続いて、私の性急な結論づけや対策の主張に、物事は現状把握の上で、段階的に解決の為の対策を進めていくことも必要などと川勝知事からコメントがあった。更に塾会員待望のミニ講義があった。誠に穏やかな口調ながら、中身は大事な具体的な提案や知恵が溢れている。
有徳塾に習って、「有徳塾静岡」も出来ているのだという。
なお地元紙「南日本新聞」にこの日の有徳塾のことが紹介された。
4.日本木材学会九州支部大会出席(11月15日)
初めて九州大学の新しいキャンパスを訪問、行く前には博多駅からどう行くのか迷っていたが、行ってみると交通体制はよく整えられていて、行きも帰りも極めてスムーズだった。こういうことに関しては日本の行政は有能なのだと思った。
支部大会はキャンパス内「椎木講堂」での開催。建物の中にイタリア料理レストランがあり、昼食。地元産野菜が中心の料理。ビル砂漠の中のオアシスか。夜のパーテイーも同じ場所。会場に入ると、「お忘れ物です」と、昼間応対してくれた従業員の人に渡され恐縮する。会場受付で貰ったチラシ類をテーブルに置き忘れていたようだ。
5.長崎県林業公社経営会議に出席(11月16日)
この会議、昨年は対馬で行われた(Woodistのつぶやき(18)参照)。
今回も熱心な討議が行われて、公社役職員の姿勢にいつもながら敬服する。
福岡から特急カモメで長崎に入る。会合の開始時間より大部前に到着したので、昼食は稲佐山で長崎ちゃんぽん。その日寒い日で特においしく感じた。
昨年末に完成、今年1月に業務開始した長崎県庁もついでに訪問、木造の薫り高い新庁舎を見学した。
6.林野庁「林業及び木材産業における働き方改革に関する検討会」(第2回)(11月22日)
○事例発表
当初パート従業員として入社、子育てしながらも現在基幹業務をになう母親社員の紹介。
○討議
・政府主導での強い労働時間規制について、現場での戸惑い。
・システムや仕組みを変えないまま、一律の働き方改革ではどこかに無理が来ないか。
・作業方法や林業システムの改革まで踏み込むことが出来れば、国際競争力を維持しつつ、高賃金、労働時間の劇的短縮が出来るのではないか。
7.林野庁「中大規模木造建築物の担い手の確保・育成育成に向けた資格・研修制度検討委員会」
(11月30日)
メルマガ36号Woodistのつぶやき その4、その5参照
この提唱について林野庁に提案、その結果事業化決定、(株)木構造振興、日集協が実施主体になった。私は日集協理事長としてご挨拶を申し上げた。
・委員長 有馬孝禮 東京大学名誉教授
・WG部会長 五十田博 京都大学教授
委員長、部会長、並びに委員の方々に人を得て、大きな成果を得られそうと期待している。
(代表取締役 佐々木 幸久)