メールマガジン第66号>社長連載

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★【社長連載】 Woodistのつぶやき(33)

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(仮称)仙台市泉区高森2丁目プロジェクト竣工見学会に参加する

建築主:三菱地所株式会社様

設計・施工:株式会社竹中工務店様

規模・面積:10階建、建築面積519.6m2、3,605m2

構造:鉄骨造+CLT床+CLT耐震壁+燃え止まり型耐火集成材(燃エンウッド)

 

 昨年9月に行われた構造見学に参加、以来半年ぶりの仙台市泉区訪問である。高台に建つ小ぶりなマンションだが、実にきれいな仕上がりになっている。スギ板が内部のあちこちに多用されている。見学者たちがその使い方に嘆賞の声を上げる。

 このスギ板はCLTラミナを作る際に残る薄い残材を、そこから更に製材して出来る薄板である。

 環境適合材料として中山間地の森由来の木材を使って、CLT、集成材を利用し都市部の建物を作る、更にチップになるはずの残材部分も、壁材として各所に多用する。需要家だから実現できた一つの木材利用革命である。 

スギ天井、燃エンウッドの柱
スギ天井、燃エンウッドの柱
部屋からの眺め
部屋からの眺め


都内地下鉄で下地島空港行きポスターを見た

 3月はじめ地下鉄に乗って見るともなく窓を見ると、成田~下地島空港間のジェットスター広告ポスターがある。来週16日は下地島空港落成式にお招きを受けている。思わずスマートフォンでぱちり。


鹿児島大学服部芳明先生の退職記念祝賀会に参加する

 鹿児島県庁Zさん(鹿児島大学農学部卒)から、服部先生ご退職の記念祝賀会に参加しないかとお誘いを受けた。Zさんが在学中の頃は、当社が集成材製造、大型木造建築を始て間もない伸び盛りの頃だった。名古屋大学から赴任したての若い服部先生。Zさんもそうだが活きの良い学生たちが多く、大学と当社と当時盛んに交流したものだった。工場での実習、当社研修所での勉強会と討論。それぞれが学会発表、その後の飲み会なども思い出される。

 久しぶりに会った服部先生は歳を取り忘れたように若々しい。約1時間の講演をお聞きした。小さい時から学生の頃まで、天文やマイコンに打ち込んだという。おたく的なこだわりと純粋さ、ロマンティックな夢が、先生の若さのもとであろう。そしてそれがあの頃学生たちをあんなにも引きつけたのだろう。今も研究の実用化に強い情熱を持っておられて頼もしく思った。

 


鹿児島大学藤澤義武先生の最終講義を聴く

 メルマガに登場する「ともみ&りさこ」のりさこさんは藤澤ゼミの卒業生である。りさこさんから藤澤先生定年退官のこと、最終講義のことを聞いた。先生との永年の交流を考えると、これは是非聞きに行かねばと思い彼女通じて申し込む。

 十数年前「儲かる林業」というキーワードで、主として九州の産学官で林業と木材関係者が結集した。この時出来た「儲かる林業研究会」のことは、いずれまた詳しく振り返ってみなければなるまい。研究、検討の中心に鹿児島大学の寺岡先生、枚田先生があって、手間のかかる作業に多大な時間と労力を掛けて取り組んで下さった。

 藤澤先生は当時九州林木育種センターの育種課長であり部下の研究者の方々と熱心に参加してくれたお一人である、九州森林管理局のメンバーと共に、熊本から鹿児島まで何度も足を運んで下さった。そして数年前に鹿児島大学に赴任されたのである。専門は「育種」。

 最終講義演題は「林業と木材工業の連携を目指して」、秋田営林局作業課勤務からスタートして研究者へ、折々に人とのご縁の不思議さを延べ、専門を通じた今後の展望などを時に目を潤ませながらの熱のこもった講義だった。

 パーティは大学そばの焼き肉屋さん。ご挨拶は藤澤先生の育種課長時代の場長として上司であった鹿児島大学OBの増田巳喜男さん。不肖私は乾杯の音頭を仰せつかった。

 


 

<おことわり>

 前回南極旅行について、「詳細は次号以下で披露する。」と「予告」しておりましたが、今回は行事が多く、私の執筆枠の容量を超えました。5月号以降に掲載していく予定です。

(代表取締役 佐々木 幸久) 

  

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