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★佐々木幸久アーカイブス 南日本新聞「論点」
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鹿児島県内で有力な地方紙が南日本新聞です。
その中に「論点」というシリーズがあり、鹿児島県に関係のある学者や実務者に「客員論説委員」を委嘱、月一回一年間この「論点」枠に記事を書かせるのです。
さる3月3日、「笑い学会副会長 昇幹夫氏」が、同氏2回目「笑いは遺伝子を動かす」と題してウィットに富んだ文章を書いていました。
同氏は鹿児島市出身で、関西で産婦人科の現役医師として実際に赤ちゃんを取り上げながら、この笑い学会の活動として全国方々で講演しています。
私も何度か聴講したことがありますが、「笑いは大切だ」と言うことを論証するだけではなく、講演の間中聴衆の笑いが絶えないのです。このための昇氏の苦心と工夫、努力は大変なものと思います。
実はこの昇医師は私の中学高校のクラスメートです。小柄で童顔なのですが、白髥を蓄え仙人のようです。
さてちょうど10年前、平成16年の1月から一年間、どなたかの推挙でこの「論点」に書く機会をもらいました。自分で言うのもおかしいですが、反響は大きく、旧知の人を含めて沢山の人からはがき、電話をもらったものです。
あるときある方が鹿児島西駅(現鹿児島中央駅)のエスカレーターで、上り下りの一瞬に顔を見るなり「読んでますよ」と大きな声を掛けて下さったのでした。一年間書くのは大変でしたが、楽しみでもありました。
昇幹夫君の同欄登場を機に、彼の文章のようにウィットにもユーモアにも縁遠い一本調子のものですが、私の旧稿を再掲することにします。
(代表取締役 佐々木幸久)
「南日本新聞」平成16年(2004年)1月12日掲載