メールマガジン第71号>会長連載

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★【会長連載】 Woodistのつぶやき(37)

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13haの海沿いの山に山小屋を作る 第一報

山小屋建設スタート

 昨年一月に購入した山林を、どう活用しようかといろいろ検討したが、結局ひとまず山小屋(仮称「海と山の研修所」)を作ることになった。家内に山小屋を作ろうと思うと言うと、「そのお金で好きなところのホテルに何百泊もできるのにねえ」と笑う。

 

 お盆が明けて翌週8月24日土曜日、午後から下野設計士、外注先、山佐木材の関係者で、全体工程会議を実施、工程がおおよそ固まった。11月一杯、遅くとも年内には完成する見通しである。その日夕刻、十数人に参加いただいて着工祝いを実施。

 

 折に触れて本欄で完成までの進捗状況を報告する予定である。

 

9月10日の現地確認

整地ができた敷地から海を見る
整地ができた敷地から海を見る
工事状況
工事状況

※参考 これまでのいきさつ

1.山林購入のきっかけ(リンク

2.山林をどう活用するかを検討 (リンク

 


チェーンソー特別研修を受ける

 林業・木材製造業労働災害防止協会(略称・林災防)鹿児島県支部主催の特別講習を受けた。講習とは言うが、この特別講習を受講し、写真付きのこの時の修了証を常時携帯しなければ、木材の伐採作業(伐木造材作業という)はできないと法令で定められているのだ。

 

 せっかくの13haの山をちゃんと保全や活用したいと考えている。そのためには樹木の伐採は不可欠であり、まずは自分の手でやりたいと思う。従ってこの研修を受けて、修了証をもらうことが必須事項なのである。受講生40人中、最高齢という年齢を考えると、少し遅きに失した感が無くもないないのだが。

 

 特別講習は9月5日、6日の丸々二日間である。一日目は学科、二日目は実際にチェーンソーを使っての実習だった。なかなかに中身の濃い充実した研修だった。

 

 初日の学科の日は天気が良かったのに、なんと二日目実習の日は豪雨である。午前8時くらいには指定された実習会場にほぼ全員の40人が集合した。雨合羽を着こんでも、車の外に出るのがためらわれる程の雨である。関係者協議のうえで、場所実習会場が変更になる。こういう時の担当者は本当に大変だ。

 

 会社からN時君、M田君、S原君の若手管理者3名と一緒の受講である。私のおおよそ半分の年齢。優秀で仕事は出来るし、勘も良くて教えられたことをすぐ習得する。

 習ったばかりの丸やすりを使ったチェーンソーの刃の目立ても、私のはなかなか切れるようにならないが、彼らがやると初めてだというのに抜群に切れるようになる。 

 

学科のテキスト
学科のテキスト
目立ての説明 新牛込先生
目立ての説明 新牛込先生

 

 午後からは雨も上がり気分はよくなるが、4~5時間立ちっぱなし。あ、体に異変が。腰を曲げるとクッと鋭い痛みが走る。腰の潤滑油が切れかけているようだ。チェーンソーは油切れを起こさないような仕組みになっているのだが。 

N時君の雄姿
N時君の雄姿
私

 

 長い長いチェーンソー作業実習も終わり、あと掛かり木の処理など重要事項の安全指導が行われる。最後にチェーンソーの刃=チェーンと、バーを外し、清掃する。おしまいの終了ミーティングが行われ、解散。気持ちも軽く皆と家路へ。

 

 晩酌はかねてもっぱら酒と焼酎で、ビールはめったに飲まないのだが、この日ばかりはビールが欲しい。冷蔵庫を開けると普通のビールと黒ビールがある。それを一缶ずつ、コップに半々ずつ、いわゆるハーフアンドハーフで、じっくり喉の渇きと各部潤滑油を補給した次第。 

(佐々木 幸久)