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★【会長連載】 Woodistのつぶやき(40)
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山小屋作り
昨年夏から建設中だった「海と山の研修所」がようやく出来上がる。山林の購入、所有権移転登記が終わってからまる2年。方針が決まって上野物産さんにお願いして、伐採、整地の開始してからは約6ケ月間。
2月1日に完了確認を行った。設計・管理の設計事務所「碩之匠(鹿屋市)」下野巧設計士、電気水道を担当してくれた下西電設工業さんのコウジ君、山佐木材から、当メルマガで人気シリーズ「ともみ&りさこ」のともみさん、大工工事のH君、家具職人のM村君の3人が立会い。
海と山の研修所 概況
この山荘の特色は徹底して木材利用にこだわっていることにある
1.建物全体がCLT工法による
2.壁の耐久性向上をめざして、前面に約3m、他の面も約1mの庇を取っている
3.玄関や、寝室などの扉に思い出のものを使って、M村君が製作
思い出の物は二つの客室の扉2枚で、昭和22年父が作った最初の住宅に使用されていたもので、それを解体の際に残していたものである。今回これを改造して使った
4.流し台、洗面台も自社社員 家具職人であるM村君が作成
5.トイレにバイオトイレを使用している。これは山佐木材が販売代理店をしている、旭川の正和電工製で、鋸屑で屎尿をガスに分解してくれる
6.給湯の熱源に「薪焚きボイラー」を使用している
7.お風呂を別棟にした。浴槽も自社製のヒノキ風呂
8.外壁など屋外の木材には、「ティンボア(ホウ酸塩)+シリコン樹脂(撥水材)」処理を行った。内部の壁、床、天井はシリコン樹脂を入れずに、ティンボア水溶液のみ塗布
9.薪焚きのコンロ 周囲に豊富にある木の枝を燃料にする
結局M村君が作ってくれたものは玄関、台所、寝室など5枚の扉、ヒノキ風呂浴槽、台所の流し台、洗面台、ベッド5基など。
(佐々木 幸久)