山佐木材「写真部」ファンの皆様!昨年は大変お世話になりました!!
新春特別企画・写真部座談会では、メルマガに入りきれなかったN野さんの未公開作品を一挙大放出!
実はこんなのも撮ってましたよ~ということで、2022年を振り返ってみたいと思います。
参加メンバーは、写真部不動のエースN野さん、T口田さん、M森さん、入社3ヶ月のH澤さん、やっぱり写真はスマホばかりのメルマガ編集長M理でお届けします。
(注)イラストはイメージです
T口田: 久しぶりの写真部です。どうぞよろしくお願いします。
まぁ温かい飲み物でも飲みながら。皆さん一本ずつどうぞ。
一同:ありがとうございます!よろしくお願いします!
T口田:2022年は色々ありまして、メルマガの配信が9月からストップしておりました。
N野さんはその間もずっと撮影を続けておりまして、9月以降の配信できていない分を、今回まとめてご紹介できればという趣向であります。
例によって台本など全く準備しておりませんが、作品を見ながら、あれこれお話できればと思います。
T口田: それでは一枚ずつ見て参りましょう。
最初の一枚は「朝の海潟の漁船の動きをスローシャッターで捉える」というタイトルの写真です。
7月2日に垂水市の海潟(かいがた)で撮影したものですね。
この場所はN野さんが大変な賞を取った場所ですよね。
N野:はい、一番最初のですね。(詳しくは→2017年元旦号・写真部座談会)
T口田:これは朝なんですね。これから出航する船や漁港が見られます。
N野:夏なので朝が結構早く明るくなるんですけど、このときは朝5時くらいかな。もう明るいですね。
T口田:じゃあ朝日が昇る前くらいから?
N野:この場所にいるときは、だいたい徹夜しているので・・
T口田:あ、噴火もここで見るんだよね。桜島はいつ噴火するか分からないから。
N野:そうそう、最近はもう全然噴火しないけど、このポイントで待ち構えているんです。その間は暇だから別のも撮れないかなと思って色々撮っているんですけどね。
T口田:このときの桜島は活動が落ち着いてた頃なのかな。
N野:そうですね、静かなときですかね。
T口田:じゃあ、静かな朝?
N野:漁船はもう3時とか4時には活発に動き出しています。
T口田:これはスローシャッターということだけど、どれくらいの時間?
N野:何秒というのは特に決めていなくて、船が動くのを見ながらシャッターを押しっぱなしにしている感じです。30秒以上はしています。
M森:写真に写っているのがカンパチの養殖いけすですね。あと手前の一番明るいところが海潟漁港。
T口田:ここでカンパチ祭りとかあるんですよね。
M森:ここのカンパチは「桜勘(おうかん)」って呼ばれていて有名ですよね。
T口田:垂水はカンパチの生産量日本一になったんですよね。
M森:桜島の目の前で養殖されているということを、ほとんど知られていませんよね。
T口田:ロケーションも良いですよね。
T口田:次の一枚は「滑走路の旅客機」、鹿児島空港の滑走路ですね。これから離陸しますよ、という。
M森:写真の左側が空港のターミナル?
N野:そうですね。
M森:じゃあ滑走路の東側になるのかな。
M理:N野さんはどこから撮ってるんですか?
N野:滑走路端のフェンスの外からです。道路があって車が通れる場所があります。
M森:結構撮影スポットになってるよね。
T口田:望遠で撮ってるからこんなに間近に見えるんですね。
N野:フェンスには触れないので注意しながら撮影しています。
M森:撮りに来ている人は脚立を持ってきてるよね。
N野:僕もここに来るときは車に載せられるくらいの小さな脚立を持っていきます。
M森:飛行機のバックショットも珍しいですね。
M森:そういえば鹿児島空港って2時間までは駐車場が無料なんですよね。
N野:あ、そうなんですか。知らなかった。
T口田:送迎とかお土産買ったりとかできるようにでしょうかね。
M森:コロナが落ち着いている頃は、たまに空港に遊びに行ったりしてました。
T口田:たしか3階にミュージアムがありますよね。
M理:行ったことない・・
T口田:結構楽しいんですよ。飛行機の機内を再現した場所とかあって、シートに座れたりとか。
N野:エンジンが置いてあったりとか。
M森:遊びに行くにも結構楽しい場所ですよね。
T口田:3枚目は「国見山(くにみやま)からの星空をお届け」です。
N野: 確かもう朝方の時間だったと思います。
T口田:小さく見えているのが人工衛星だったりとか?
N野:そうだと思います。朝方だと結構写ります。拡大すると分かりますが線になっています。
T口田:丸いレーダーのすぐ上のあたりにありますね。
M森:この建物はJAXAのもの?
N野:いや、国見山レーダー雨量観測所となってますね。
M森:右下に見えている町はどのあたり?
N野:串良、東串良、大崎方面ですね。ちょうど雲海のようになっていたので撮りたかったんですけど、すぐ下に木が繁っているので下をのぞけないんです。ここに展望所があれば良いのになといつも思います。
M森:車で行けるんですか?
N野:途中までは車で行けますが、そこから10~20分くらい歩きます。観測所の関係者の方は車で入れるようですが、フェンスがあるので関係者以外は入れません。人が入れないというわけではないので、歩いていくのは問題ないようです。
N野:この写真ではないですが、内之浦から上がるロケットを撮りにも行きました。
M森:内之浦の方を見たら海が見えるの?
N野:そうですね。山の下から出てくる感じです。
T口田:これは会社から見たとき山の上に見えている白い建物だよね。
N野:そうですね。雲にかかったりしてますが。
H澤:今度は種子島で打ち上げがありますよね。
N野:種子島の打ち上げだと佐多岬で見るのがベストかもしれないです。佐多岬からだと島まで見えます。
T口田:では4枚目「夏に生きる」、アブラゼミの羽化の瞬間ですね。
(何かを読むT口田さん)
『アブラゼミは茶色い羽をしていますが、羽化したばかりのときは、ほぼ透明で白っぽい神秘的な姿です。
セミは長いときは10年以上も幼虫のまま土の中で過ごすと言われています。成虫になって地上で過ごす期間はわずか1週間から数週間、環境が良くて長生きした場合でも一か月ほどの命です。つまりセミは幼虫の期間は7年ほど、成虫はわずか7日間ということで7年と7日ということで・・』
N野:でも、結構長く生きてますけどね、7日じゃないですね。
M森:それも小学生か中学生が調べたって。
T口田:あー、なんかニュースで見たことがあるような気がします。
M森:去年か一昨年くらいに夏の課題研究で調べたみたいですよ。
T口田:じゃあ、いま読んだものはそれよりも前の記事かもしれないです^^;
M森:前よりもセミがうるさくないような・・
N野:そうですか?自分は結構聞きました。
H澤:うちは数えたら2本の木に33匹も止まっていました。
N野:33匹!それはすごいですね。
H澤:写真を撮ってお友達に送ったら「セミを探せ」みたいになって、うちは何匹いたよ、という返事がきたりしましたけど、すごくうるさかったです。
N野:この木もセミが多くて、みんながここに止まって羽化していくような場所でした。
M森:羽化する時間帯とかあるのかな。
N野:夜中ですかね。これはもう朝方ですけど。夜中に出てきて、あとは乾燥するのを待ってる感じじゃないかと。これはもう羽に色が付き始めている。出てきたばっかりの時は緑色というか生々しい色ですから。
T口田:これまでの写真を見ると、早朝とか夜に撮ったものが多いですね。
N野:自分が動ける時間がその時間なので、そうなりますね。
T口田:N野さんのライフスタイルが反映しているんですね。
T口田: 「ヒマワリが朝日をお出迎え」、8月に撮影した写真です。真ん中に太陽があって、ヒマワリがみんな太陽の方を向いているんですね。
N野:場所は(株)オキス(鹿屋市下高隈町)です。
H澤:みんな太陽の方を向いている中に、何本か違うところを向いているヒマワリがあるのがかわいいなって。なんだか学校の先生と児童みたいだなと。先生の話を聞いている子供たち。
N野:ああ、全校集会みたいな。
H澤:そうそう、そういうのを想像して面白いなと思いました。
N野:見方によりますね。
T口田:ヒマワリも個性があるんですかね。
N野:でも誰一人としてこっちを向かないですね。みんなやっぱり太陽の方は向いていますね。人間と違って。
T口田:太陽とヒマワリ、すごく構図とか色合いも良いですね。
N野:ヒマワリって季節は関係ないのかな、冬にも咲いてますよね。
M森:一昨年だったかな、ヒマワリとコスモスと菜の花が一緒に咲いていました。
M理:それって何月ですか?
M森:12月ですね。ほら(写真を見せる)
一同:おお、これは
T口田:なかなか見られない組み合わせですね。
H澤:ヒマワリとコスモスが一緒に咲いているのは見たことありますけど。
N野:菜の花までは無いですね。
M森:これはちょっと自慢の写真です(笑)
T口田:さて、次の写真へ。「夏空と串良町のヒマワリ畑」
N野:同じくヒマワリです。
M理:一本だけ飛び出してますね~
N野:一本だけ出てるの特徴的ですよね。
H澤:見たときに気になりました。一本だけ背が高くて。品種が違うんですかね?
N野:品種は同じのような気がしますけどね。中まで種が詰まってる感じが一緒です。
T口田:愛嬌があってかわいいですね。
N野:これは本当、夏って感じの空ですね。積乱雲ですかね。雲の形が面白いなと思って撮りました。
積乱雲は段々上に高くなって、結構色々な形になるので見てて面白いですね。
T口田:夏らしい一枚ですね。
T口田:さて、次の一枚「静かな水面が権現山(ごんげんやま)を映す」です。静かな水面の表面効果、、リフレ、、?
N野:リフレクションです。
T口田:山の姿が水面に反射していますね。
HM:いろんな条件がそろわないと撮れない一枚ですね。
N野:そうですね。生き物も動いたりしてないので。
T口田:肝属川との合流があるんですかね。
N野:これは塩入川ですね。肝属川に合流します。
T口田:鳥はシラサギ?
N野:そうですね、サギの仲間がいます。このあたりは野鳥が多いですね。
T口田:さて、次は「大賀ハスでお仕事中のミツバチ」という一枚です。
M森:サイズ感がすごくてバグりますね。
T口田:大賀ハスがすごく巨大に見えますね。
M森:ミツバチって1㎝とか2㎝くらいですよね。ハスがすごく大きいということですか。
N野:そうですね、結構大きいですよ。
T口田:どこで見られるんですか?
N野:串良町の元役場の堀のところ、串良小学校の道路を挟んでこっち側のところと言えば良いでしょうか。
M森:この辺でハスといえば志布志というイメージです。
N野:そうですね、志布志の「ふいやしき公園」とか「蓬の里」とかハスがあります。鹿屋だと自衛隊近くの田崎公園にもあります。
T口田:ミツバチのスケール感ですね。飛び交う瞬間をとらえてピントがきれいに合っています。
N野:そうですね。
H澤:顔が見えるくらいですね。
T口田:写真を拡大してみると・・・
H澤:わー、花粉がいっぱいついてる!花粉まみれですね(笑)
T口田:ミツバチががんばってくれることで受粉するわけですからね。
T口田:続いては「湯之平展望所から見るサマーナイトの花火」、鹿児島市が開催するサマーナイト花火大会も3年ぶりでした。コロナの影響で自粛されていた花火大会ということで、みんな待ち望んでいたんですね。
N野:仕事が終わってから家に帰ってすぐに向かったので結構バタバタして、なんとか場所を見つけて撮りました。この湯之平展望所も結構人が多くて、休みだったので早い時間から場所を取っていた人がたくさんいたようでした。
H澤:土曜日でしたっけ。
N野:そうです。自分が着いたときには人がたくさんいて、申し訳なくて人の後ろから撮った感じです。
T口田:コロナの影響で、肝付町はサプライズ花火でしたね。
N野:そうでしたね、自分は撮りに行けなかったです。
T口田:数日前もあったみたいですね。基本サプライズで、あまり人が集まらないように。
N野:肝付町は流鏑馬の前の日だったですよね。音が聞こえて「あー、今日だったか」と思い出しましたけど撮れなかったです。
M森:この写真を見ると鹿児島市内って本当に町だなって思います。手前は桜島ですよね。
N野:町は町で綺麗ですよね。星は見られないので、そこは少し残念ですけど。
M森:花火を見下ろすような感じですね。
N野:そうですね。自分の目線より高くなることはないですね。その代わり音が遠いですけど。
M森:自分は花火を見るのがちょっと面倒くさくて。人混みに行きたくないというのと、見上げると首が痛いというのと^^;
N野:このとき、このあとどんどん煙がこっち側に来てしまって、ほとんど煙で見えなくなったんですよね。だからショックでした。風向きは影響しますね。
T口田:これは望遠カメラだからこんなに見えているけど、肉眼だと遠いですよね。
N野:そうですね。肉眼だともう少し遠い感じです。小さいですね。
T口田:こういった花火が普通に見られる時が早く来てもらいたいものですね。来年はまた良い花火が見られますように。
T口田:次の一枚は「斜面を彩る彼岸花」、お彼岸ですね。この時期になると色々な場所で咲いていますよね。赤があったり白があったり。
N野:彼岸花って種とか植えてるんですかね。斜面に咲いていることが多いですけど。
T口田:ここは公園ですか?
N野:そうですね、慰霊塔があって、公園の中の一角です。
T口田:彼岸花って毒があるんですよね。強い毒性を有する有毒植物ということみたいなんですけど、かつては救荒作物ということで、鱗茎のデンプンを毒抜きして食べられていたこともあるようです。
菜の花のお浸しとかありますけど、そんな感じでしょうか。
N野:いや、危ないでしょ^^;
M森:鱗茎って根の方だと思いますよ。
T口田:美味しいんですかね。
M森:美味しいっていうか、、
T口田:怖いですね。食糧に困っている時代だと食用として用いられたこともあるようです。
T口田:さて、ここまでは写真部としてピックアップしていた写真ですけど、まだまだありますよ~ということで、あといくつかご紹介します。
T口田:「エサを運ぶベニアジサシ」、ピントが合っていて、すごく綺麗に捉えられています。場所は大崎町となっていますね。
N野:大崎町といっても志布志側、柏原海岸の延長上のあたり、菱田川まではいかない場所です。
T口田:当社に魚に詳しい人がいるんですけど、、
N野:Kさんですか?
T口田:そう、K松さんに何の魚か聞いてみたんですけど(笑)、これは多分カタクチイワシだろうということです。それにしても羽ばたいている羽の一枚一枚まで分かりそうなくらい綺麗に捉えられていますね。
T口田:次は「雲海が町を飲み込む」という一枚です。この場所は何回か登場していますね。
N野:そうですね。雲海を見られるスポットとして結構有名で、雲海を見るために人が集まります。
T口田:これは夜の写真?
N野:夜中から朝にかけて2時か3時くらいだと思います。
雲海は気候条件とか色々な条件によって本当に出たり出なかったりです。このときは雲海が出たものの、このあと真っ白になってしまって。濃すぎても何も見えなくなってしまって良くないんですよね。
T口田:さて次は山の写真ですね、「山頂で見る絶景」
M森:韓国岳、今年は何回登りました?
N野:結構登りましたね。夏にも登りましたけど、それ以外も。
M森:雪景色もあったよね。あれは去年になるのかな。
N野:そうですね。去年は雪の頃も行きました。また登りたいですけどね。今はちょっと雪がすごいのでチェーンが無いと登れないです。
M森:高隈山は?
N野:この前行きました。途中までですけど。
M森:高隈も冠雪してましたね。写真を撮れば良かったなと思っていました。
N野:一枚だけは撮りました。雪がついてるなというくらいですけど。
M森:個人的にはこの写真がいいな~と思っていました。
T口田:「足元の雑草をファンタジーに見せる」ですね。
N野:この玉ボケが良いかな~と。これ自体は芝生のどうでもよいようなところですけど、撮る時間帯とか撮り方とかを変えれば、ちょっと見栄えするような写真になるよ、という。
H澤:なかなかこういうアングルで撮ることないですよね。
N野:そうですよね。撮ることないですよね。ましてや雑草ですし。
M森:この写っている水滴は。
N野:朝露です。
M森:手前側だけじゃなくて奥にもあって良いよね。普通にパソコンの壁紙で入っていてもおかしくないくらい。
N野:ありがとうございます。朝には色々な景色が見られて楽しいですよというのは言いたいですね。
M森:それだけアンテナを張っていないと撮れない写真なんですね。
N野:写真を撮ると色々気づきますよ。朝ならではの写真ということですかね。
T口田:この水玉になってるのがね。
H澤:まん丸ですね。
N野:玉ボケというんですけど、カメラの絞りの設定で変わるんです。
H澤:きれいですね。
まだまだ話は尽きないのですが、今回はこの辺で!
年末年始も鋭意撮影中ですので、どうぞお楽しみに(^^♪
本年もよろしくお願いいたします!