・所在地:熊本県人吉市上青井町地内
・発注者:人吉市長 田中信孝様
・設計 : シティ建築工房様
・総合施工:株式会社 速永工務店様
・全体工期:平成26年6月5日~平成26年12月15日
・建物構造:木造2階建て
・建築面積:494.25m2
・延床面積:499.11m2
・建物用途:博物館
平成27年5月30日、JR人吉駅のすぐ隣に新しい名所「人吉鉄道ミュージアムMOZOCA ステーション868」がオープンしました。「MOZOCA(もぞか)」とは球磨弁で「小さい、かわいい」の意味で、「868」は所在地の郵便番号からとったものだそうです。
建物は、扇形機関庫をイメージした円形状の木造2階建てで、デザイン・監修はJR九州の観光列車を数多く手がける工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が担当されました。
ミュージアムの目玉は「ミニトレイン」で、人吉駅側から全長140mのレールが敷設され、SLを模した赤い電動トレインに乗って直接館内に出入りすることができます。
館内は木の温もりに包まれ、1階には、肥薩線を紹介する映像やジオラマ、子どもスペースとしてプラレールや木のプール、喫茶や物品販売コーナーなどがあり、2階にはミニ図書館や自習室、屋上は展望デッキになっています。
すぐそばを本物のSL「SL人吉」が汽笛を鳴らして走り抜けていくという、鉄道ファンにとってはたまらない場所です。人吉にお出かけの際に寄ってみてはいかがでしょうか。
【現場担当者より】
今回の現場は熊本県人吉市で鉄道の博物館を建てに行きました。
建物の特徴は木造2階建てで16角形になってます。建て方はJR沿線で行っているため電車の通過3分前にはクレ-ン作業を停止するなど、安全第一で施工を進めました。
元請け様・協力業者様のご協力で無事故無災害で完了でき感謝申し上げます。
JR肥薩線の世界遺産化が実現することを願います。
(建設部 加工建て方 若松)