商品群:ヒノキ土台・スギ間柱・構造用合板等
①超長期耐久・高耐震住宅の実現
成熟した社会に豊かな住環境を整える政策課題として、長時間にわたって循環利用できる住宅、つまり『超長期住宅』が挙げられます。
具体的には、
などが目指すべき項目です。防腐処理材を使用することは、このうち特に『スケルトンを耐久性に優れるようにし、堅牢な住宅を実現する』ことに貢献できます。
②維持管理が容易
長時間にわたって住み続けるためには、住宅の点検やメンテナンスが不可欠です。ところが実際には、壁の内側などは壁をはがさなければ手を入れられないので、なかなか大変な作業になります。防腐処理材を使用することによって、これらの部位の耐用年数が長くなり、点検やメンテナンスの間隔を長くすることができます。
③万が一の瑕疵にも安心
新築住宅の売主等は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、住宅の主要構造部分の瑕疵と、雨水の侵入の瑕疵について、10年間の瑕疵担保責任を負うこととされています。
この場合の主要構造部分とは、「柱や梁など構造耐力上主要な部分」で、瑕疵とは本来の機能を満たしていないことなどを言います。
もちろん、10年以上の耐久性が求められることは当然ですが、少なくとも10年は傾斜やひび割れ、欠損、変形を発生させることのないようにしなければなりません。もし瑕疵が生じた場合には、建設業者は無償補修等の義務を負います。
防腐処理材を使用することによって、瑕疵の発生を長期にわたって抑制することができます。
1階外周壁、1階床組、各階水回りに防腐処理材の使用をお勧めします。
腐朽や蟻害を受けやすい部位は、方位や上下位置、建物部位によって違いがあります。
建築基準法施行令第49条外壁内部等の防腐処置等、またフラット35(公庫証券化支援住宅)の工事仕様書に規定されていますが、これらは最低基準を定めた規定です。住宅をより長持ちさせるためには、腐れやすい1階床組や耐震性の要となる1階外周壁等のすべてに防腐処理材を使用することをお勧めします。
さらに、地上1m以上の通し柱、管柱、間柱、土台、大引き、束、火打ち土台や胴縁について加圧式保存処理材を使用すると、より一層の耐久性の向上が期待されます。
保存処理は、現場塗布よりも工場処理の方が品質が安定しています。
プレカット加工後材料全部をホウ酸処理する事例