・所在地:熊本県阿蘇市波野
・完 成:1999年3月
・発注者:熊本県
・設 計:(財)林業土木コンサルタンツ様
・施 工:株式会社橋本建設様
・タイプ:下路トラス橋(屋根付き)
・橋長:41.6m、支間長:39.9m、幅員:75m
・用途/設計荷重:車道橋/25トン
・集成材:杉湾曲材14.78m3、杉通直材147.15m3、杉通直材2次圧締45.3m3
ヒノキ通直材17.84m3、ヒノキ通直材2次圧締13.5m3
イタジイ3.74m3 合計242.31m3
阿蘇望橋は屋根付き橋です。屋根を持った本格的な車道橋は全国的にもめずらしいようです。これにより木材の劣化を防ぐとともに、雨や紫外線から守ることができ、屋根なしの橋に比べて少なくとも二倍以上の耐久性が期待できるということです。
片側に5列のトラスを配置した構造で、接合部分が多いため、ガタを極力少なくするために大変高度な加工精度が要求されました。
「阿蘇望橋」は、波野村(当時)の方々からの公募により命名されたもので、県内外の多くの人に雄大な阿蘇の自然と人情に親しんでいただけるよう、ご来遊を歓迎するという期待を込めた「遊ぼう!」と、ここから阿蘇山を遠望するという意味が込められています。