今回はT口田さん親子達による真夏の夜釣り釣行記です。果たして三人は幻の超高級魚と評される「シブダイ」を釣り上げることができるのか!?

 


夜磯の激闘!シブダイチャレンジ / 鹿児島県佐多岬沖磯

 

釣行データ

年月日:2025年8月30日

場所:鹿児島県佐多岬沖磯

釣り人:T口田親子と長男のお友達


 釣り部のT口田です。今回は「シブダイ」(こちらの呼称で通称「シロテン」)を、私の長男と、長男のお友達とで狙います。シブダイは中でも7月から9月がハイシーズンとされ、この時期人気のターゲットです。

 

(動画)※音量注意


 瀬渡し船に乗船。三人で挑む冒険の幕が開けた。

 

  夕まずめはルアーが熱い。スマやイッテンホシダイ(こちらの呼称で通称「クロテン」)達がヒット!魚の活性が高く、日が落ちるまで様々な魚種がヒットした。

 

 燃えるような昼空が沈み、まもなく海に夜の帳が降りた。潮止まりまでにお待ちかねの夜食タイム。「潮止まり」とは満潮時や干潮時のピークに潮の動きが止まる時間のことを指す。海が静かになってお魚さんの食が細り一般的に釣果が上がりにくい時間帯とされる。この時間を利用してこちらも食事や休憩を効率良く取る作戦とした。

 

 スウェーデントーチ(*)の炎に照らされながら磯の上での一杯は、まさに至福。戦いを前に英気を養った。このスウェーデントーチは当社も毎年出店する木材まつり用の改良試作品で、今回は燃焼テストを兼ねた。

 

(*)スウェーデントーチとは

 垂直に立てた丸太などで焚き火ができるアイテム。スウェーデンやフィンランドの「かがり火」が発祥とされ、北欧では「きこりのロウソク」とも呼ばれ、キャンプなどで人気が高まりをみせる。

 横穴と煙突構造により内部に一定の空気が継続的に吸い込まれる仕組みで、今回は勢いの良い炎を安定的に約5時間得られる結果が出た。今年の木材まつりにも出品予定で、ご興味のある方は是非お手に取ってみられてはいかがだろうか。

(当社スウェーデントーチの使い方解説動画はこちら ※音量注意)

 

 いよいよ本番の夜釣り。「シブダイ」は夜行性で、光を使うと警戒してしまうため、夜間の動画撮影を控えた。ここからが本当の勝負である。竿を降ろすと「イトフエフキ」、「アカマツカサ」、「アヤメエビス」などなど、およそ名前も初めて聞いたであろう南国の磯ならではの多彩な魚たちが出迎えた。また、外道(ターゲット外)となる「ウツボ」も多く、通算5匹ほど釣り上げた。そして、本命の「シブダイ」の登場が無いまま日付が変わった。

 

 夜も更けて2時をまわった頃、長男のお友達の竿が突如「ドンッ!」と大きく弧を描く。これまでの魚種とは一線を画す強烈な引きとの格闘の末、見事釣り上げ「シブダイを釣りました!」と笑顔で私たちの元へ駆けつけてくれた。・・と、喜んでいる矢先に程なく長男も強烈なヒット!右に左に鋭く走られつつ勢い良くあがってきたのは同じくシブダイであった。お友達と揃いのワンツーフィニッシュでテンションMAX!更にはシブダイと並ぶレアな高級魚「ヒメフエダイ」の釣果が続く。磯際でのやり取りはバチバチにスリリング。「やばいやばい!」と興奮覚めやらぬ歓喜の2人。その後もアカハタなどの高級魚が続いた。

 

  夜が明け、穏やかな疲労感と安堵を抱え日向瀬を後にした。黒潮の恵みに感謝。潮風を浴びながら、今釣行が魚と自然と人の織りなす小さな物語かの如く思い出された。釣りとは釣果以上に、海・そして自然と向き合うことの素晴らしさを教えてくれる時間なのかもしれない。

 

  後日、思い出のシブダイ達で実寸大のデジタル魚拓を制作。部屋に飾ったりスマホで眺めたりとお陰さまで皆に喜んでもらえたようである。僕にとって今回の何よりの釣果は、2人の純粋な笑顔となった。

 

(T口田)